大学生が車でアメリカを2週間で1周した1人旅ブログ

大学生の時にアメリカ合衆国を車で単独1周した際の旅行記です。最近大学卒業しました。

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2013年アイルランド→トルコの旅その6: 飛行機乗り遅れ何故かイスタンブール観光をするハメになった編

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ダブリン空港の電光掲示板は古い・見辛い。

 

事の始まりは、帰国前夜。諸作業が完全終了したということで、皆ワイワイといい気分でビール・ウィスキー天国のダブリンを満喫していたわけです。4,5軒ハシゴしてホテルに戻っても飲むわ飲むわのアメリカ人。流石です。

 

で、朝起きたらなんと!!!!飛行機出発の2時間前!!!!!!

 

 

 

とまあ案の定な展開が待っておりました。

 

 

どうもこうもねえよ、と言いたくなるところですがもう行くしか無いと、とにかく空港目指してタクシーに飛び乗ります。タクシーの中では当に顔面蒼白、ちなみに一緒にのんでたアメリカ人達は爆睡していましたがもう少しあとの便なので大丈夫でしょう・・・(実際はダメだったのですが・・・)

 

空港につい、フィンエアーのデスクへ。

この時点で搭乗手続きは終了!!30分前とかそんくらいでした。

ダメ元で交渉するも、無理とのこと。そりゃそうだ。

「エールフランスに相談してみたら?」と言われ聞いてみるも、エールフランスはとにかく高すぎて話にならない。

 

 

さあどうすると、ズキズキする二日酔いの中導き出された答えは!!

 

 

「そうだ、イスタンブールに行こう」

 

 

困った時のターキッシュエアラインズ

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UNEXPECTED EXPERIENCE. ISTANBUL

 

当に全く予期していなかったイスタンブール行きです。やかましいわトルコ航空

 

トルコ航空はイスタンブールのアタチュルク空港をハブとしてヨーロッパ各地に路線を持っており、かつサービスも悪くない上とにかく安いとそこそこ評判だったのですが、実際利用するのはこれが初めて。

ダブリン国際空港の2階の人気の少ない狭い航空会社デスクのお姉さんに色々説明し、頼んで見ると意外とあっさりと良い便を見つけてくれました。追加で数万の出費はいたいですが、これもまあしょうが無いと諦めます。

 

色々プランはありましたが、追加出費にムシャクシャしたのでイスタンブールで一泊する便に変更。勿論トランジット用(朝食付き)ホテルは無料です。

 

意外と困った時に頼りになるトルコ航空。これからもきっと頼る日がくるでしょう。

 

 

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気分はもうトルコ。二日酔い状態のアホなのでさっきまでの惨状は完全に忘れてます。出発までの数時間の間に、イスタンブールの観光情報を調べ、半日ツアーの予定を組みます。

 

ついでにマクドナルドに行って、仮眠。とにかく頭が痛いのと寝不足なので、飛行機を乗り過ごしたことよりもこれからイスタンブールに行くことよりも、ソッチをまずどうにかしたかったのです。

 

 

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ダブリンの免税店はとにかくアルコールが豊富。ただし、タバコなどの嗜好品の値段はそこそこ高めだったので、アルコールも特段安いということはなさそう。

とにかくウィスキーの種類は多かったです。もう酒はいいよ〜とならないのが、流石高級ウィスキーといったところでしょうか。

 

 

イスタンブールに到着

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 とまあ、そんなわけでトルコ航空に乗り込み、人でごった返すイスタンブール・アタチュルク空港にたどり着いたのが夜の10時くらい。トランジットで本当に行けるだろうかとビクビクしなが人の流れにのって出国、トルコ航空のデスクのお姉さんに聞くと出国ロビーの先にあるスタバ周辺で名前呼ぶから待ってろとの事。それは分かり易い。

 

とりあえずイミグレーションを抜け出し、当該の待ち合わせ場所を見つけます。確かにスタバがあるのですが、だれもいない。タバコを吸いに外へでると、如何にも怪しい雰囲気のおっさん達がたむろしています。加えて真っ暗で少し蒸し暑い。あまりフラフラしない方が良さそうですね。ちなみに、空港の建物に再び入る際には荷物検査されました。最近、ここも突破されて空港内で爆破テロがありましたね。*1

 

で、スタバの前で待っていると段々人が集まってきます。wifiも繋がるので特に不便はないです。名前を呼ばれ、6,7人と共に中型バスに乗ってホテルに直行します。20分くらい。ホテルについてからはパスポートを預け、翌日のピックアップの時間を聞いて解散。本当に簡単なものでした。

 

ホテルは4ツ星のまあまあいい感じの物ですが、水が結構汚かったので風呂に入る際は注意したほうが良さそうです。それ以外は全く問題ありませんでした。

 

 

明日は午前中にブルーモスクに行きたかったので、事前に地下鉄を確認しておきます。(画像)

読めそうで全く読めないトルコ語ですが、意外としっかりとした作りの地下鉄入り口なので安心しました。部分部分英語も併記してあるので問題は全くないです。

 

本当は避けた方が良いのですが、疲れていたのでフラフラとホテルの裏を彷徨っていると突然巨大建造物が!!一気にテンションが上がります。

 

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中世の城壁のようですが、トルコ語表記しかなかったのでなんだか分かりませんでした・・・しかし結構朽ち果てているので、もしかしたら東ローマ帝国時代の遺構かもしれません。流石イスタンブール、侮れません。

 

テンションが上がったので更にフラフラしていると、なんだかメーメー音が聞こえてきたので行ってみると、

 

 

 

 

 

 

 

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ヤギがめっちゃおる・・・。40匹くらいおる・・・

 

 

 

 

ものすごい勢いでコッチを見てきます

 

 

 

夜中なのに普通の道路に面した空間に大量のヤギが電球で照らされていて、しかも全く人気がない。これには流石にヤベェものを見ちまった、と感じ大人ホテルに引き返しました。

 

とまあ、いきなりイスタンブールの洗礼を受けたのでした。

 

 

後に判明したのですが、この翌日はアヤソフィアで生贄の儀式があったとかなんとか・・・まさか・・・みんな夜中なのに起きてたしなあ・・・

 

 

地下鉄に乗ってブルーモスクに行く

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朝は普通に起床。窓から昨日見た城壁?の上部構造物が見えました。

 

砦の様に見えます。

 

 

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地下鉄に乗って行きましたが、Gmap通りに行ったら簡単につきました。

地下鉄がトークンシステムだったので面くらいましたが、特段どうこうするわけでもありません。

 

この堂々たる建物こそイスタンブールの至宝、「ブルーモスク」こと『スルタンアフメト・モスク』です。

 

朝なのに観光客でごった返してます。青いですねえ。

 

 

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入場にはまず待機列に並びます。午前中でしたが、20分くらいは並んだと思います。

列自体は明らかに観光客しかいない列があるので、見つけるのは簡単でしょう。

 

 

ブルーモスク内部

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靴を脱いで内部に入ります。

一応電球で照らされていますが、かなり光は抑えられている印象。

その分、ステンドグラスに差し込む光がハッキリと浮きがって見えます。

 

 

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ISOを上げて撮影してみるとこんな感じです。実際はもっと暗く感じました。

天井の装飾も、やはり青色が多いです。

 

 

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ちなみに、ブルーモスク内では無料のパンフレットが配られており、しっかり学習することも出来ます。驚くべきことに日本語の資料もあるのでありがたいです。

 

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様々な角度から幻想的な光を見ることが出来ます。

 

 

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カメラのISO上げてシャッタースピード増やすとこうですが、

 

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実際はコッチに近いかな?

非常に幻想的です。

 

これがタダで観れるのだからありがたいです。

非常にシンプルですが観光客向けの展示もあり、理解し易いです。

建物内は土足禁止なので、脱ぎやすい靴でくると良いかも知れません。

 

トランジットでこれだけ見れれば十分ですね。

 

(続く)

 

 

2013年アイルランド→トルコの旅その5 :夜のダブリンを徘徊してみたら素晴らしく安全だった件

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 ダブリンは 高緯度だからか町が其処まで大きくないからか、 夜にもなると辺りは本当に真っ暗になります。

しかしご安心を!町自体は一般的なヨーロッパの都市ですが、そこまで危険な雰囲気はありません

 

そして何よりも、建物がとても明るくライトアップされているのです!

 

特に夜の教会は圧巻。

アイルランドはイギリス同様国教会が主流ですが、面白いことにダブリンには大聖堂が2つもあります。と言っても、ロンドンにも大聖堂クラスの教会が沢山あるので、そこまで驚くべきことではないですが・・

 

それでも、街の規模に対しての教会の多さには目を見張るものがあります。

 

 例えばこれはセント・アンドリュース教会。街の中心にあるとても大きなゴシック建築ですが、やたらと眩しく照らし出されています。

 

 場所も中心部にほど近いので一見の価値アリ。

 

 

他にも街のシンボルの橋などが、DisneyのTRON宜しくギンギラに光り輝いているのですがこれは後述します!

 

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ちなみに昼はこんな感じで如何にも寒いヨーロッパ、なテイストです。そして安定の 修繕工事中。

ダブリンだけでも大きな教会を10箇所は観た気がします。

 

1軒目でまずは夕食

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とまあそんなこんなで、ダブリンでの仕事も無事終了し、皆で打ち上げをしに町中心部に繰り出してディナーが始まります。

 

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ここでもやたらお洒落なダブリンの夜。

全体的に落ち着いた街ですが、結構騒いでる場所も多いようです。

 

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肉料理が本当に美味しい。

アイルランドに来てから美味しいものしか食べた記憶がない筆者です。

 

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一軒目と言うことで、当然ご当地ビールの最高に現地直送なGuinnessを2パイントほど飲みます。ワインは全く飲まないほど兎に角ビールが美味しいです。この時点で相当酔いが回ってきたのを覚えています。

 

 

2軒目

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休むことなく二軒目に移動。

こちらは完全に普通のパブで、カウンターでアイルランドのレッドエール・Smithwick'sをいただきます。

 

これまたアイルランド原産の名門ビールで、ギネスとは明らかに違う味わいを楽しむことが出来ます。恐らく、アイルランドに到着するやいなや、ギネスやキルケニーを飲みまくり、終いには飽きてくると思うので、そんなときにはこのビールがオススメ。

 

とにかく、飲みやすいです。

 

↓キルケニーでは工場見学もやってるみたいです。

www.smithwicksexperience.com

 

 

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ウィスキーのみならず、カクテルも結構人気みたいです。

ただし、やはりウィスキーの品揃えは圧倒的。

 

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店内にあったアイルランド人の価値観を示す地図です。見事にグレートブリテン島が抹消され、アイルランド島がフランスのすぐそばに迫ってます。笑。

ちなみにこれは欧州サッカーリーグのものなので、半分ジョークのようなものですね。

 

3軒目

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このパブは入るとなんといきなりジョイスさんがお出迎え!ジョイスの体は氷のように冷たかった!!ジョイスさん!!!

店内に銅像を置くアイルランド人の感性!!

 

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 観光客用にツーショット席も用意されています。

テンプル・バーにも通ったジョイスってかんじでしょうか。

 

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『ガリヴァー旅行記』でおなじみジョナサン・スウィフトの著書も勿論完備。

隣は詩人ブレンダン・ビーアン。

 

このお店でもエールを2パイントとウィスキーを何杯か飲んで完全にベロベロで、正直この後どの店に行ったのかすら記憶が曖昧です。

 

少なくともこの後2軒はハシゴしました。それでも無事何事もなかったかのように帰って来れるダブリンは流石です。

 

 

夜のダブリン徘徊

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ここからはパブをハシゴする途中途中で撮ったダブリンの様子を紹介します。

 

 

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アイルランド銀行はなかなかの壮大さ。

とても明るいです。

 

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これはアイルランド議会の外壁です多分。

街がコンパクトに凝縮されている感じがよく出ているとおもいます。

普通、議会とかは広大な庭とかを外堀につかいますからね。

 

 

 

 

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イルミネーションが場所によってはかなり違うのですが、それでもやはりアイルランド、聖パトリックのイメージカラーの緑がかなり人気のようです。

 

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非常に興味深いお店もありました。

 

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ダブリンもアートの街。

銅像も多いですが、グラフィティもそこそこ見かけました。

 

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そしてこちらがアイルランドの下町の中心部に位置する『テンプル・バー』。このお店の前の広場には沢山の人が集結しており、非常に賑わっています。

 

 

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Pre Schoolとありますが、一見かなりヤバい建物なのかな、と警戒しました。

 

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アート面では何故かとにかくブロンズ像が数多く点在するアイルランド。

その意匠も意味不明なものから有名人まで、多種多様です。

 

これは恐らくベンチですね。

 

 

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リフィー川に沿って海を目指す

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ダブリンを二分するのがリフィー川。数多くの橋が掛かっていますが、このようなバイキング風の民族的なデザインもあります。

 

この橋は「ハーペニー・ブリッジ」。スカイリムに出てきそうですね。

 

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ちなみにこの橋、縁結びに強いらしく数多くの南京錠で固められていました。

 

通常、ヨーロッパのこのような場所では観光客相手に鍵を高額で売りつける悪徳売人がいるもんですが、此処ダブリンでは殆ど見かけませんでした。

 

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ダブリン湾に近づくにつれ、段々幅が広がるリフィー川。

段々と橋も大型化していくのですが、中でも特にカッコイイ、恐らく世界でもトップクラスにカッコイイ橋がありました。

 

それがこの『サミュエル・ベケット橋 』です。

 

ちなみに、アイルランド語でリフィーは「生命」を意味するらしいです。

 

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アイルランドを象徴するハープのような優雅な姿が非常に印象的。

色は純白で柔らかいな印象。

 

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ライトアップされ闇夜に非常によく映えます。

 

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サミュエル・ベケットはアイルランド出身の作家で、『ゴドーを待ちながら』などで知られるノーベル文学賞受賞者です。

 

この橋はまだまだ新しいので、こちらも必見です。中心部からそんなに離れてないのもグッドです。

 

 

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川幅が広がったので、様々な観光スポットも増えだします。

こちら突如として現れた、ライトアップされた帆船。

 

 

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ブロンズ像タウン、ダブリンならではの演出も勿論あります。

 

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海近くの川の土手は閑散としていましたが、明るく散歩には適していました。

ウィスキーを飲み過ぎた酔い覚ましにはちょうどいいかもしれません。

 

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この川に面した大きな政府系の建物は、税関。

税関がここまで大きく堂々としていると、ダブリンが如何に交易で栄えた港町だったかが伺えます。

 

そんな海の街、ダブリンでした。

へべれけになりながらも、深夜なんとかホテルに戻り寝落ち。

翌日は帰国日。

 

 

そしてこれが悲劇の全ての始まりだったのです。

 

 

 

劇終!!!

 

 

※今まで行ったことのある欧州の都市(ロンドン・パリ・ミラノ・ローマ・アムステルダム・モスクワetc)と比べかなり安全なのは確かですが、当時はアメリカ人男性2名と同行していたので、諸条件によっては危険度も変わると思います。ダブリンはとにかく高緯度帯なので暗くなるのが異常に速いです。行かれる際は気をつけてください。

 

 

2013年アイルランド→トルコの旅その4: マジック・ザ・ギャザリング大会についていくということ

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今回は若干趣向を変え、このダブリン滞在期間に行われていた『マジック・ザ・ギャザリング』のプロツアーの様子について振り返ってみたいと思います。あまりダブリンには関係ないですが。

 

 

そもそもマジック・ザ・ギャザリング(MTG)のプロツアーって?という方はこちらをどうぞ。

 

 

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大学生にも関わらず、何故このブログでは世界各地を訪問しているかと言うと、単純に筆者が今時の若者にありガチな旅好き属性が強かったからではありません。海外旅行はいくら安くなったとは言え、まともに一週間くらい行こうとすると20万くらいは掛かります。バイトを全力でやって、稼げる限界でしょうか。

 

筆者はそんなに実直ではないのでそんな大金を蓄えるのは不可能です。なので、ほぼ大抵殆どの旅費は他人に出してもらいました。これは経費です。

 

とある縁で、世界中の諸都市を回る機会が多い仕事を持っている会社で働いていました。これは最早「運が良かった」としか表現出来ないのですが、とにかくそんな訳で経費で飛行機代からホテル代までカバーできた訳です。

 

 

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そして、この時の目的の1つがこのイベントだった訳です。

そしてたまたま今回の案件がMTGだったという感じです。

 

 

MTG好きなら多分楽しい

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自分はそこまで詳しくなかったのですが、観ていても十分楽しいのは流石世界で最も有名なカードゲームと言ったところです。

 

仕事自体はそこそこキツいものの、沢山の珍しいものにお目にかかれます。

ここでは一部紹介します。

 

MTGのルールを知らなくても知っている人が多い伝説のカード『ブラックロータス』のスリーブです。本物は1枚80万円とかするトンデモなカードなのでこれだけで満腹です。

 

 

 

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週末的な雰囲気が漂うマジックの世界でも特に破滅的なシリーズ、エルドラージ。その特製シューズです。

 

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前面にデザインが施されたレア物です。

 

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つま先の部分もクリアーな素材でバッチリ決まってます。

 

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なんとソールの部分にも亡者が描かれています。これはなかなか履けないですね。。。

 

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会場の様子はこんな感じです。

大抵大きなコンベンションセンターを貸し切り、広めに空間を使うのが特徴。

 

因みに、スタッフ向けの昼飯プレートはデザートも付いて非常に美味しかったりと高待遇。難点は場所柄かかなり寒いということ。南の国出身のプレイヤーにはつらいですね。

 

世界各地を結構な頻度で飛び回る『MTG』関連の仕事。規模が規模だけに、参加スタッフの数もそれなりに多いので、映像関係で強みがあるなら狙ってみるのも良いかも知れません。ちなみに、本社のウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の本社はアメリカのシアトルの外れにあります。巨大な駐車場が嬉しい、箱型の建物なことで有名。

 

とまあ、とにかくありがとうMTG!!!

欧州縦断2013番外編・アムステルダムのグラフィティ

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アムステルダムというとどの様なイメージを持たれるでしょうか。風車がグルグル回り、明るい日差しにシルヴァニアファミリー的なお家と運河のセット。はたまた、夜な夜な赤いネオン管に大人が群がり暗がりで何やら背徳的な事を割と堂々とやったいる。そんな感じでしょうか。

 

実際、これらは当たっていると思います。アムステルダムに一週間ほど滞在しましたが、そんな印象を受けました。

 

唯一意外だったのは、とても安全だったという事。ヨーロッパは結構大都市になるとホームレスやらゴミやらが放置され危険な雰囲気がありますが、アムステルダムはそれ程でも有りませんでした。

  

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さらに印象的だったのが、街中のグラフィティの数。とても多く、分かりやすいモチーフのものが多かったのです。

 

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誰でも知っている有名なキャラクターやロゴがうまい具合に絵になっており、唯の落書きと言うよりかは芸術の方に振れてるような感じすらします。

 

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どうやって描いているのかは良く分からないのですが、とても上手なグラフィティが多いです。

逆に、よくあるギャングの縄張りサインはそんなに目立っていませんでした。

 

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建て物全面に描かれている事も多く、街も積極的に取り入れている様です。

 

まるで、ソフトドラッグを容認する事でハードドラッグを抑えるオランダ政府の政策に通ずるものがあるかのよう。

 

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とても種類が多いので、見ていて全く飽きないです。

 

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有名キャラのパロディ物は定番です。

こういった種類のグラフィティーは、メッセージが分かりやすいです。

 

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この様なとても芸術性の高そうなものも多くですが、よく意味が分かりません。

 

異常に細かったりと、割と狂気を感じる事も多々あります。

 

セベクとトト

 

グラフィティーの種類も実に豊富で、想像の斜め上を行くアイデアが多く驚かされます。

 

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夜道に出くわすと、結構怖そうなものも。

 

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木の扉にもやってしまうとは、凄い根性です。

 

そんなこんなで、とてもクオリティーが高く、斬新なアイデアが見ているだけでも面白いアムステルダムのグラフィティーでした。しかし、本当にただの文字よりも絵が多いんですよね。

気になった方は、是非アムステルダムを訪れる事をお勧めします。夜道も、割と安全ですよ。

 

2013年アイルランド→トルコの旅その3: 『ジェイムソン醸造所』でテイスティング&創業1198年のパブ

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ダブリンは小さいながらも色々詰まったナイスタウン。

 

この標識には、「ジェームス・ジョイス・センター」とありますが、ダブリンといったらそう、20世紀最大の小説家ジョイスのダブリン市民』『ユリシーズ』!

 

ダブリン市民 (新潮文庫)

ダブリン市民 (新潮文庫)

 

 

 

 

また英語表記よりも大きく太く書かれているのは、アイルランドの第一公用語でありゲール語のひとつでもあるアイルランド語

 

読めそうで読めないので、なんだがエキゾチックです。

イギリスっぽくも実はかなり違うケルト文化圏なのです。

 

 

 

 

 

しかし!!!

 

 

 

 

そんなジジ臭い事は置いといて、アイルランドといったらこれという事に挑戦

 

 

 

 

 

 

ウィスキー飲む 

 

 

 

 

 

 

 おやっと思った方、

アイルランドといえばそうギネス!!!

 

 

日本のhabとかのパブに行くと大抵有るのがギネスなのでついイギリスのビールかと思いがちですが、れっきとしたアイルランドのビールです。

 

 

ダブリンには勿論ギネスの博物館があり工場見学可能!!

 

 

 

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ギネス・ストアハウス

Guinness Storehouse

 

カフェ・バー・レストラン・ギフトショップが併設された大掛かりな施設で、勿論工場体感ツアーも楽しめます。

 

 

入場料は14ユーロ。フレッシュなギネスも飲めます。とにかく展望台が目立つので、ダブリンに行けば直ぐに見つける事ができます。

 

 

 

 

だがしかし!!!

 

 

ついこないだアムステルダムでハイネケンを訪れたばかり。しかも結構寒い10月のダブリンでビールをがぶ飲み出来るのだろうか・・・

 

と思い、導き出された結論!

 

 

 

ウィスキー飲むべ!

 

 

 

 

ウイスキーという言葉の由来は、「命の水」を意味するアイルランド語uisce beatha(イシュケ・バーハ)に由来する[21]

 

 ウィスキーはアイルランド語由来、つまりアイルランド発祥の申請なる飲み物なのだった。wiki曰く。

 

 

ダブリン中心地にはいくつかの不思議な建物があるが、その中のひとつに向かう。

そこはアイリッシュ・ウィスキーで最も有名な

 

JAMESON(ジェイムソン) の施設

 

オールド・ジェイムソン蒸留所!!

 

ここはマジでオススメです。

 

 

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入り口から如何にも酒蔵な雰囲気です。

 

 

 

 

 

 

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蒸留酒は二日酔いしづらい

 

この画像を見るだけでもうマッサンなんて言ってる場合じゃねえ!ダブリン行くべダブリン!!

 

となってしまうほどの旨さ、それがジェイムソン!

 

 

中はウィスキーの天国

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早速中に入ってみるとそこはウィスキーで満ちた幸せな空間でした。

 

受付エリアからしてウィスキーの濃厚な香りがプンプンしてきそうです。

というか、飲んでますね。博物館の入り口で昼間から堂々とウィスキーをがぶ飲みしている観光客が多かったです。

 

という訳で、ヨーロッパ人観光客に混ざって早速ジェイムスン醸造所ツアーに参加してみましょう。

 

ちなみに、バーの利用なら入場券を買わなくても出来ます。

 

結構ガチな博物館方式だった!

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博物館エリアは恐らく必要以上に薄暗くされており、昔のダークな雰囲気を感じながら酒造りのプロセスを勉強することが出来ます。

 

もともと実際に蒸留をしていた場所だけあり、当時の様子そのままな雰囲気は最高です。とにかく樽の香りがプンプンです。ぼーっとしていて樽の種類は聞き流してしまいましたが、かなり細かく説明してくれます。

 

 

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だんだん巨大化していく蒸留釜も本物。想像以上のデカさにビビります。

 

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そして樽の経年による色の変化を分かりやすく示した展示。

子供や英語が解らない人でも十分理解出来るように、ミニチュアや機械仕掛けの展示が多い印象でした。

 

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そして一通りウィスキーの製造過程や19世紀の労働環境などの背景まで学習したあとは、お待ちかねのジェイムソンテイスティング時間。

 

これがまたかなり旨い!!樽から出たてのような、とにかく香りが最高です。

元蒸留所だから香りが染み付いているからかもしれませんが、至福のひとときを過ごせます。

 

 

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これはチケット代に含まれているので、正直この博物館は一軒目と考えたほうが良いでしょう。ちなみに、希望者には名前入りのジェイムソンテイスティング認定書をわざわざプリントして贈呈してくれます。これには皆満足そうでした。

 

ショットサイズといはいえ、この3杯を皆一気に飲み干していきます。流石白人。

明らかに皆テンションがあがっています。

 

 

 

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テイスティングルームには数々の小物が展示してあります。

 

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毎年分のボトルが完全勢揃いしており、これだでも垂涎もの。

全体的に大人かつ渋い展示が目立つ、上品な博物館といった感じでした。

 

大人14ユーロ

 

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外に出ることには辺りはすっかり真っ暗。

高緯度帯なので、暗くなるのがとにかく早いのだ!

 

 

 

 

オールド・ジェイムソン蒸留所

場所は小道の先にあるが、上の画像のような巨大な煙突やら巨大蒸留釜が鎮座しているので必ず見つけることは出来ると思います。

 

 

 

ちなみに現在、改装中で2017年の3月にはリオープンするとのこと!!

春先のウィスキーは最高に違いない!

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締めはアイルランド最古のパブで

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とまあ、ジェイムソンでジェイムソンの飲んでしまったら最後、お腹もすくし酒も飲み足りません。そこで我々が次に向かったのは、たまたま見つけたこのパブ!

 

 

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The Brazen Head

 

普通にパブです。本当に1198年創業だとしたら、ほぼ800年以上も昔から営業している酒屋ということでハンパない歴史スポットですが、その実普通のフレンドリーなパブでした。

 

 

 

 

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飛び込みで入ったものの、中はそこそこ空いていて普通にテーブル席に座ることができました。店員さんも若いブロンドのお姉さんがそこそこ忙しそうに働いており、注文も席まで取りに来てくれました。ダブリンの普通のパブは普通にイギリス式だったので、以外です。普通に雑談とかもしてくれて超フレンドリー。

 

 

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整った図。野郎4人でキルケニーですよ。すでに少し酔っていたアメリカ人はそこそこしつこくアイルランド人の可愛い店員さんに話しかけてました。

 

 

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自分はおとなしくアイリッシュシチューを注文。これがまた非常に美味。

肉が特にトロトロで圧倒的に日本のシチューより旨く感じました。

 

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天井には何故かイングランドとフランスの国旗が…

ダブリンのパブでは結構店の政治的主義主張を感じられて面白いです。

 

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カウンターは空いていました。というよりも、この『ブレーゼン・ヘッド』は結構広いです。テーブルもゆとりのある配置で、どちらかと言うと初めて来た旅行者には最適な雰囲気なのではないでしょうか。

 

ホテル近くのパブは結構ヤバく、10時頃に皆で行ったらスキンヘッド集団が歌ってました。怖い。

 

その他にもイギリスが存在しないヨーロッパ地図が堂々と掲示してあったり、アイルランド好きなんだなあと感じましたとさ。

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