大学生が車でアメリカを2週間で1周した1人旅ブログ

大学生の時にアメリカ合衆国を車で単独1周した際の旅行記です。最近大学卒業しました。

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2014年上海遠征その4: 豫園(よえん)の周りは激混みだった!しかし建物は魅力充分!小籠包食べて!

 

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と、言うわけで豫園(よえん)です。上海の主要な観光地の一つ、豫園に行きました。

 

 

 

 

豫園とは?

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豫園はピンインだとYùyuán。今から約500年ほど前の明の時代の庭園の事で、その周りに↑の写真のような大規模建築が密集しています。これらは「豫園商城」とその名の通り薬屋や土産物、飲食店やアパレルなど何でも入っています。

 

結果、庭園ついでの観光客を狙う一大観光エリアとなっています。

 

 

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かなり中華的な外見の中層建築が密集しており、この雰囲気を味わうだけでも行ってみる価値はあります。

 

 

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ズラッと伝統的な建築が並ぶ様は圧巻。

「城」と呼ぶに恥じない立派な建物ばかりです。

 

その分人の数も半端ではなく、とにかく中国人で激混み。

 

 

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この時期は豫園で夜市もやっているみたいです。

 

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マオカラーに身を包んだ怪しいオッサンが演じる西洋鏡。

これはこれで面白そう。

 

 

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上海は猫が意外と多いです。

 

 

豫園には入場料が必要

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あまりにも豫園の外が激混みでショッピングどころではなかったので、そそくさと豫園に入ります。入場料は40元。

 

 

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園内から空を見上げれば、遠くに建造中は上海中心(632m)。

中国で最も高い127階建てビルです。我々が訪れた8月、ちょうど最高地点の632mに工事が到達したそうです。

 

 

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園内には所々に思い出した様に楼が建てられており、如何にも清朝を彷彿とさせる雅な装飾が目につきます。中は「がらんどう」なパターンが多かったですが、中には書や昔の本がガラスケースに陳列してある様な場所もありました。

 

どちらかというと、個々の情報を見学するというよりも雰囲気全体を楽しむのに特化した庭園に感じます。

 

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竜頭。

かなりチャーミングな顔をしています。

口先にカエルがタッチしているのも面白いです。

 

 

人の多さを除けばかなり落ち着いた庭園で、繁忙期を避ければとても良い見学が楽しめそうな公園でした。

 

 

 

南翔饅頭店

豫園で小籠包、というか上海で小籠包と言ったらここ!!と言うほど各媒体で猛プッシュされているのがこの

南翔饅頭店

です。とにかく長蛇の列で心が折れそうになるかもしれませんが、普通に並んでいれば意外とすんなりと座ることができました。店自体、九龍城的な増築がなされており席数は非常に多そうで、店内の全貌を把握する事自体難しそうです。

また回転率もかなり高く、慌ただしく活気のある店内は上海的でナイス。

 

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適当にバンバン頼んでもガンガン来るので、ガツガツ食べる事に専念出来ます。

男だと少なく感じるかもなので、多めに頼んでも良さそうです。

 

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肉汁が大量に含まれた小籠包は絶品。とにかく旨い。

全てが程よい味付けで、肉汁好きなら絶対訪れる価値はあります

 

ちなみに中国語は全くわかりませんが、「歩き方」に全部載ってるのでオススメ。

 

D02 地球の歩き方 上海 杭州・蘇州 2016~2017

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 治安状況

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この豫園、上海きっての観光地ということで警察の車両が大通りに駐車していまいた。

上海でこのような光景はあまり目にしなかったので、少し新鮮。

 

中華人民共和国は初めてでしたが、ここ上海はかなり安全に感じました。

マナー的な違いこそあれ、欧州のような明らかにオフェンシブな行動はあまり見ません。良いか悪いかで言えば、治安は良さそうです。

 

 

 

 

 

 

 

2014年上海遠征その3 :ほぼアメ横なオシャレ路地裏迷宮『田子坊』に行ってみる

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初めての上海滞在も2日目に入りました。

初日で殷代の文明に触れ、本場の中華を食べ、夜景もバッチリ見てしまったので、2日目の朝は悠久の長江の様にゆったりと、そして滋味深い黄河の様にまったりと起床。

 

しかし日本との時差1時間。時差ボケのせいもあり、早めに起きてしまうのも仕方の無いことです。そういう時は、朝の上海を散歩するに限ります。

 

 

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味全

もはや全てを漢字二文字で表してしまったかのようなヤクルト風飲料。

美味しかったです。近くのファミリーマートで売っていたこれを一発キメて、朝の旧共同租界へ繰り出します。

 

 

 共同租界エリアの甘味

 

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朝という事で人通りも車の量も少なく快適に散歩できます。

加えて昼の殺人的暑さに比べて、日差しはあれど気温は幾分もマイルドです。

 

 

 

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人が驚くほど少ないので街の風景を映すのにもちょうどいい感じです。

 

 

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少し歩き疲れて、暑さを感じてきたのでモダンな雰囲気のカフェに入ってみます。

「パートナーコーヒー」は上海にも何件かあるチェーン店のようで、エクセルシオールとかそんな感じです。

 

 

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 上海風の甘味もデカくて大変美味しいです。

暑い外に比べ冷房の効いた店内は本当に助かります。

 

上海では如何に冷房を求めるかが、夏の上海旅のキーになってくるかも知れません。

 

 

旧フランス租界はオシャレ

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さらに歩いて行くと、そこは旧フランス租界。

お金持ちエリアに行くと、この様ななんとなくヨーロッパっぽい風景も見られます。

破竹の都市開発ラッシュなイメージの中国にあって、20世紀初頭の姿が未だ健在なのが驚きです。

 

 

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街の一角で見られるいわゆる中華コピーな代物も、物好きな旅人を飽きさせない中国独特な要素です。意外と子供向け設備が豊富な上海。

 

田子坊の魅力

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ということでやってきました、上海の目的地としてはメジャーな『田子坊』。「でんしぼう」とか「たごぼう」と読むようです。

 

ガイドブックとかには如何にもスイーツな側面が強調されていますが、個人的に感想としては「あと20年もすれば九龍城になるのでは!?」という程のカオス迷宮です。

此処に来てようやく中国の本領を垣間見た気がします。

 

 

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 逗号先生(ミスター・コンマ)

 

 

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分かりやすく言うと当に上野のアメ横そのもので、2,3階建ての建物がズラッと横並びで密な横丁を形成しています。しかもかなり無軌道に広がっているので、さながら迷宮のよう。敷地内には微妙な高低差もあり、一度では全体像を把握するのが難しそうです。

 

店の種類としてはやはり女性ターゲットの店が多く、化粧品系や小物アクセサリー系の店が特に多かった印象です。

 

あとはアート系のギャラリーの様な場所もちらほらありました。

 

 

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 カフェなどの飲食も多く、中庭が意外と広かったりするパターンもあるので、間口が狭くとも沢山トライしてみる価値はあると思います。

 

筆者が訪れた際は、死ぬほど混んでいる訳では無かったです。

この田子坊、依然として成長中とのことで、いずれか上の成長するようになりよりディープなエリアになりそうな予感がします。

 

上海に訪れたら行く価値アリな密集エリアでした。

 

 

2014年上海遠征その2:上海の夜景は霞んでいるのか?

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上海といえば夜景

 

 

PM2.5などの大気汚染が本格的に報道され始めた2014年・夏の状況ですが、実際夜の光景はどのように見えるのでしょうか。

 

↑お昼は晴れているにも関わらず、遠くが霞がかった様子。

明らかにスモッグの影響です。

 

 

 

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そしてこれが

バンド(外灘:ワイタン)と呼ばれる、最も有名なエリアから撮影しました。

 

上空には雲も若干出ていますが、お昼ほどは霞が気にならない感じです。

遠くのビルもハッキリと見える気がします。

 

 

 

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さすが上海、サイバー感あるビルなどが林立しています。

LEDの電光掲示だからでしょうか、光はかなりハッキリと確認できます。

 

 

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昼はただ視界が悪くなるだけのモヤですが、夜になるとビルの光に照らされて大気自体が発光しているかのような幻想的光景へと変化します。

 

夜になれば大気汚染はほぼ気にならない、というのが正直な感想です。

 

 

 

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ものすごいデザインの屋形船も多くが往来していました。

 

 

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旧租界エリアも非常に見応えがあります。

大規模な西洋建築はまさにロンドンにいるかのようです。

 

 

 

おまけ

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中国のマウンテンデュー。

ボトル自体が蛍光塗料で発光しており、非常にクアンタムな味わいです。

ロゴのデザインも非常に独特。

 

味は日本のものと全く同じでした。

 

 

2014年上海遠征 1日目:チベット密教の面がズラリ!『上海博物館』は本当におすすめ

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 2014年8月、久しぶりの純粋な旅行で上海ということで行ってきました。

初の中華人民共和国。

 

数日しか滞在しなかったのですが、今までとは違う小旅行記として特に印象に残った場所を紹介します。

 

今回の度は成田から。初めて?成田のラウンジに入りましたがビールはセルフでアサヒスーパードライが飲み放題でウィスキーや焼酎も多数と、夜間のフライトには良いかも知れません。

 

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今回は珍しくJAL。4時間の旅。あっという間に上海に到着します。

案の定、猛烈に蒸し暑い上海。記念すべき中華圏に初入国は猛暑。

 

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空港を出て、タクシーを捕まえます。

この辺もはや英語はほとんど通じませんが、肉体言語と指指示でなんとかするしかありません。運転手も運転も超荒いですが、一種のアトラクションと割り切って中国の高速道路を楽しむしか無さそうです。

 

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スモッグで覆われは上海は伊達ではなく、何故上海の風景が夜景ばかりなのか判った気がしました。

 

たった数キロ先の景色ですら霞んでしまう様子。

 

 

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ホテルに到着し、チェックイン待ちの間早速wifiに接続してみると現れたIP遮断ページ

金盾に若干感動しつつも、googleサービスを一切受けられないとかマジでどうやって生活してんだこいつらという感想しか出てきません。代替システムがあるから良いだろとは言いますが、そもそも理由なく制限されて気分が良いはずありません。

 

 

 

 

 

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宿泊は上海ウェスティン。

チャイナらしくド派手な内装で、女性スタッフはチャイナドレス着用に笑いました。

 

 

 

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外に出てみると晴れいているものの、この何とも言えない霞がかった天気。

ただし、ひたすらに蒸し暑いです。死ぬほど暑いです。

 

 

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汗が止まらない。

 

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人民公園脇に、ひっそりとスタバがありました。

値段は想像通り非常に高い。

 

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松本零士デザインの様なビルを見ながら休憩。

 

上海歴史博物館は必見

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という訳でやってきたのが『上海博物館』。

巨大建築が多い上海でも別格の存在感を放っている建物で、独特の円形をとっています。高層建築ではないですが、建物内はとにかく広いです。

 

死ぬほど蒸し暑い外から冷房の効いた中へ逃げるように駆け込む人も多いことでしょう。

 

というのも、この博物館、無料

これは行かない手はないでしょう。

 

 

 

 

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この博物館、その規模からも分かるように中国3大博物館の一つとされており、堯舜から始まり清朝まで、中国の長い歴史をひとまとめにした中国歴史マニア垂涎の博物館です。ちなみに、他国の歴史展示は殆ど存在しません。

 

午後に訪れたのですが、館内は観光客でごった返しています。

 

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展示物の多くがこの様にガラスケースでガードされているので写真撮影には厳しいですが、館内は暗めに設定されており展示物の観賞にはうってつけです。

 

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展示量がとんでもないので、全部見ようとしたら1日は掛かると思います。

意外だったのは、清朝の展示物がかなり多かったこと。

 

 

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海外の主要博物館でも見る機会が多い清朝の衣装ですが、ここでは比較にならないほどのバリエーションを見ることが出来ます。

 

 

チベットのお面

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あまりに強烈なヴィジュアルで有名なチベット仏教の面。

ここから怒涛のチベットマスクが続きます。

 

ただし、これでも本場からしてみれば大分甘いのでしょう。

 

 

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これ好き。

 

 

 

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これは本当に好き。

 

 

 

 

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勿論マスクだけでなく、少数民族の衣装もそこそこ展示されています。

 

 

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見たこともないような南米風の遺物も

 

 

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説明を読まないと何なのかサッパリな展示も多いですが、英語と感じが併記されているのでその2つをかけ合わせれば大体理解できます。便利なもんです。

 

 

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非常に小さい瑪瑙細工も多い印象。

というか、全体的に大型のものよりも小型のもののほうが多かったです。

 

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商というと途方もなく昔

 

 

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商の铲。シャベル。

 

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木から切り出された達磨のような像。

仏教関連の展示もあります。

 

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そしてこの博物館最大の特徴が、青銅器関連の充実ぶり。

殷代の物が非常に多く、見事な装飾もさることながらその奇怪なフォルムは必見です。

 

 

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とんでもなく収蔵数が多いので、今まで一度も見たことのないような青銅器がきっとあるでしょう。

 

 

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殷代の遺物といえば青銅器。仏教以前の中国文化が凝縮されています。

表面には極めて細かい模様が描かれており、一見の価値があります。

 

 

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この壺は教科書で見たことがあるような気がします。

 

 

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保存状態もかなり良好です。

 

 

その他、刀銭やらの貨幣コーナーも充実。

上の方の階だったので、人も少なくじっくり観賞できます。

 

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というわけで、日が暮れるまで楽しむことが出来た上海博物館でした。

 

夕食に中華『品川』は大正解

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本場中国の中華料理は本当に美味しかったです。

飯は旨いですね上海。地球の歩き方に載ってたお店に行きました。

 

 

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絶品の麻婆豆腐。異常に旨く、日本で再現不可能な味だと感じた。

 

 

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日本人駐在員もよく訪れるという、瀟洒な外見のお店です。

 

 

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比較的本場の味、青島。

よく冷えていて美味しかったです。

 

 

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帰り道にアメリカの名門ピザ屋『パパジョン』がありました。

 

D02 地球の歩き方 上海 杭州・蘇州 2016~2017

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2013年アイルランド→トルコの旅:その7 アヤソフィア周辺ぶらぶら食事編

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エジプトからもたらされた数千年前のオベリスク。

この場所にオベリスクを立てたのが東ローマ帝国皇帝のテオドシウス1世*1だったため、「テオドシウスのオベリスク」とも呼ばれているらしいです。実際は紀元前15世紀頃、新王国時代の王トトメス3世の時代のものです。参考サイト*2

 

見上げてみると巨大ですが非常に不安になる、小さな4本の石で支えられています。最近ここで自爆テロがあって観光客が複数亡くなった場所でもあります。*3

 

 

 

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巨大な台座にはレリーフ。これがテオドシウス1世の頃、つまり4世紀の物です。それでも今から1600年以上前。オベリスク本体はその時点から遡ること更に1900年前と気が遠くなる程昔の構造物です。

 

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コンスタンティノープル、かつてのイスタンブールは第4回十字軍(1202~1204)の際にベネチア商人に乗せられた兵士によって略奪が発生しており、多数の宝物がヨーロッパにもたらされましたが、このオベリスクはそれを免れました。

 

 

例えば

 

 

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こちら、ヴェネツィアにあったテトラルキアの像。

第4回十字軍の際コンスタンティノープルから略奪されたものです。

 

同じく、有名な「4頭の馬」の像もイスタンブールから略奪されサンマルコ寺院の二階に収まっています。

 

合わせて読む:

 

 アヤソフィアには入れませんでした

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午前中だからか、すこし外れると人も少なくいい写真が撮れそうです。

近くの公園は極めて綺麗に清掃されていました。トルコのイメージが変わります。

 

さすが世界遺産エリアだけあります。

 

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スレイマン・モスクから正対する位置に、ユスティニアヌス1世(在527~565)が作らせたハギア・ソフィア大聖堂が見えます。

 

しかし残念ながらこの日は催事で見学することが出来ませんでした。

時間も無かったので、またゆっくり見に来たいと思います。

 

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東西文明のミックスを感じることが出来る建物が多数。

 

 

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歴代スルタンの絵は至る所で見ることが出来ます。

 

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美しいタイル。

 

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ローマ時代の遺構っぽいですがよくわかりませんでした。

モニュメントがとにかく新しく、モダンなデザイン。

 

昼食はケバブにエフェスで

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これで1000円くらいだったと思います。周りは観光客しかいませんでした。

肉はマトンでかなり美味、それ以外はまあまあです。

 

オリーブはかなり美味かったです。南地中海が近いからでしょうか。

 

エフェスは結構好みの味だったので、この後のトルコ航空機内でも頼んで何回か飲んでしましました。

 

その後、ちょうど昼過ぎにホテルへ戻り、そのままバスで空港へ向かいます。

保安検査場過ぎるまで一切問題なかったので、イスタンブールで日をまたぐトランジットをしてもかなりスムーズに乗り切れる事が判明しました。

免税エリアでタバコを買いましたが、非常に高かったです。

 

そのまま成田へ帰国。お疲れ様でした。

 

 

初イスラム圏の感想

・これはイスタンブールへの感想ですが、野犬がとにかく多い。しかも大型犬の割合が高い。しかし、多くが痩せていてずっと寝ているので、そんなに危なく感じた訳でありません。

 

・礼拝の呼びかけが結構大音量

 

・ブルーモスク周辺ではやはり絨毯屋に日本語で声かけられました。これも要注意です。

 

 

 

 

*1:東西ローマ帝国を再統合し、392年にキリスト教を国教化、395年に暗殺されることなく死亡。

*2:トトメス3世のオベリスク

*3:

2016年イスタンブール自爆テロ - Wikipedia

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