9/8(4日目)
はいついにやって来ました!!
アメリカを中古のミニバンでマルっと1周する企画の4日目です!!!
今のところ寝床は全てハイウェイ上の駐車スペース=レストエリア!!満点の星空の下、スヤスヤと過ごすことができる素晴らしい施設です!
で、ここで改めてそのハイウェイにある「レストエリア」を紹介しよう。
高速を走っていると、↓のような青とか緑の看板に"REST AREA"とか"PICNIC AREA"と書かれた看板が出現する。大抵小さいから尿意を感じたら道路の右側を要チェックだ!Heads up!
このようなところには「大抵」トイレと水とテーブルと椅子、そしてゴミ箱と街灯があるぞ!自販機とかはごく一部の平和な州にしかないから注意だ!
それがこのブログに於ける「レストエリア」
宿泊に関しては、事前に調べたところ微妙な感じだったが、ルール的には全く問題無い。
殆どの人はあくまで「休憩」の体で停車し、寝ている。完全に問題ない!!
安全に関しては後々触れようと思いますが、デカいトレーラーが居れば大丈夫なんじゃないかと!!
と、いう感じで寝落ちしていたレストエリアを朝出発し、ニューメキシコ州を目指す。アリゾナには用がないので…
↑比較的一般的な大自然の中の宿泊地レストエリア。気温は少し暑いくらい。
アメリカ南部のInterstate系ハイウェイのレストエリアは大体こんな感じです。何もない。
とにかくアリゾナを東に貫く感じで爆走。
↑マリコパを通過。サボテンがかっこいい。
ひたすらアリゾナの乾燥地帯を進みまくる。朝(8時)くらいにツーソンに到着するが、人が驚くほど居ない。わざわざハイウェイを降りて、大丈夫そーなモーテル6の駐車場に停車するも、やることが無い(タコス食べたかった)。
時間が早すぎてアレだったので、発車。道中暇過ぎるので貨物列車を撮影した。
めちゃくちゃ長かった。
長すぎるので動画撮ってみました
この4日目は日程の関係(早く東海岸にたどり着きたい)からニューメキシコのアラモゴードやら何やらの観光地はすっとばし、ひたすら走ること専念。なので全く記憶が無い。
ニューメキシコに入ると、それこそジュラシックパークのようなインパクトのある岩山がそこかしこに点在。
結構大型でなんだか有名そうな説明看板があるレストエリアで地質観光。太古の地層がむき出しで感動する。
ここには自販機があり、冷えたドクターペッパーなどを購入することが出来る。
また途中にはまあ結構ガソスタがあるので、いわれているほど困らない。(ただし夜は結構閉まってるところも多いので要注意。クレカは絶対的にvisa推奨。 )
しかし、本当にアリゾナ〜テキサスは何も無いのでなるべくチキンレースは避けたほうが良い。自分の場合、尿意とガソリンのタイミングが合った時だけガソスタに直行していた。それでなんとかなる。
ちなみに↑の画像で見切れているDQ(デイリークイーン)という全米最安クラスのバーガー屋は、体に悪そうなドカ盛りアイスが安く食べられるのでオススメ。
さらにこのエクソンのガソスタにはお土産物屋も併設されていて少し楽しかった。
途中、何度かマイナー都市を通過しつつもアメリカの公共インフラストラクチャの巨大さ、精緻さに度肝を抜かれる。基本、途中下車なしの旅。
午後。
高山病なのか何なのか、頭が急に痛くなり始める。仮眠を取るため寄った↑のレストエリアは山の中腹あたりにあったが異常に暑く、寝ることが出来ない。
カラッとしていてニューメキシコの乾いた空気が頭痛を悪化させる。飲めそうな水は全く無いので、このような状況下ではクーラーボックスが必要不可欠だ。
そしてテキサス国境地帯。関所。
唯一のリアル・アメリカとされる州だけあって、全米でも入国チェックが必要なのはここだけだった。(IDチェック。全員。身分とか目的とかを聞かれる)この写真からも分かるように時間をかけてチェックしているため渋滞が結構長い。
不要な事態を避けるためにも車内清掃をしておいた方が良いだろう。緑の軍服っぽい制服を着た白人に質問される。
ちなみにカルフォルニアへ入るのにもチェックはあるが、聞かれるのは大抵「オレンジ持ってるか?」だけだし、そもそも今回の旅では止められることすらなかった事を記しておく。
そして関所を抜けてもひたすら岩。
見事な地層を楽しめるハイウェイ。
テキサスに入ってからも、十二分にダイナミックな風景が楽しめる。高速走るだけで十分に観光できるのが凄い。
特に、
アメリカのトラックは凄い。なんでも運ぶ。
車幅をはみ出るサイズの資材を運ぶし、その横をほぼ同サイズのトレーラーが追い越していく。
何かの巨大なパーツを運ぶ。勿論車幅をはみ出している。
そしてこの片側2車線の道は高速道路なのに、前方にトラックの顔が見える。
しかも2台。
3台連結だった。
普通に怖い。
2重の虹が掛かっていると思えば
突然の天の祝福、雨。
そして比較して欲しいのが、1枚前の二重虹の写真と↓の写真である。
気付いた方も多いと思うが、1枚前の写真は非常に汚い。フロントガラスに虫が大量に衝突し、その衝撃で破裂した体がグジュグジュになって南部の強烈な太陽光でガビガビになっているからだ。これは日本ではまず無いが80マイル以上で巡航していると結構ボコボコと虫がぶつかってくる。トレーラーなどを見るとそのヤバさが一目瞭然なのだ。
しかし!!雨が降ったあとの次の写真を見て欲しい。フロントガラスはほぼ完璧に拭き取られている。強いゲリラ豪雨のお陰でここまで綺麗になるのも結構感動するものだ。
テキサスも相当フラットなのでドライブには最適。
もちろん渋滞など遭遇したことがない。
そしてレストエリア。
テキサスの謎の建造物付近でスタック中。クソ頭痛い。
— tom (@kt_taper) 2013, 9月 9
この謎の建造物、調べたところ、昔ここから2マイル南にあった道の駅らしい。リンクに詳しい英文あります。ちなみに実物はクソしょぼかったことを述べておく。
Tunis Creek Stage Coach Stop - Pecos County, TX - Signs of History on Waymarking.com
ゴミ箱はある。眺めも最高。
駐車場はなく、縁石に横付けする駐車スタイル。
日没のテキサスの荒野。ここでカップラーメンを食し、英気を養う。
その後も道を間違えつつ頭痛と闘いつつ、なんとか街へと進む。
これはシェブロンに併設されていたコンビニ。主にトイレ利用を目的に入る。こういうところのトイレは大抵キレイだ。チップ代わりにエナジードリンク購入も忘れずに。
そうこうしている内に、サンアントニオに差し掛かる。完全に移動しかしておらず、肉体的にも精神的にもある程度のところまで来ていたので、急遽高速を降りて安全なところへ停車、モーテルをググる。
検索の結果、適当に付近にあったモーテル6に宿泊。受付は閉まっていたが、ねーちゃんは奥でパソコンやっててちゃんと呼べば出てきたくれたし対応も良かった。深夜12時前後。
駐車場のチケットと鍵を受け取り、普通な感じの部屋に行く。
すると部屋が物凄くいい感じのツイン・ダブルじゃねーか!!!と思うも速攻Gが出現したので有名な本で処理する。ちなみにこの時の気温は30度前後だった。
荷解きをした後、真裏にあったドライブスルーしか開いていないマクドナルドに行く。
徒歩10秒だがドライブスルーしか開いていないので車で購入する。並んでいると真裏にパトカーが来る。
パトカーに威圧されながらもバーガーを頼む。車をモーテルに止めると、裏で黒人が別のポリスに職質というか尋問されてて恐ろしかった。バーガーを食し、3時くらいに寝る。爆睡。
テレビも大型モニター完備。
アメニティも揃っている。またこのように小洒落たテーブルなどもあり、かなりテンションあがる。深夜2時に1人でテンションあがるこの感じ、ビジホでテンションあがるあの感じです。
色々あってサンアントニオとかいう聞いたこともないビッグ犯罪都市のダウンタウンのモーテルに宿泊することに。車運転してて東部時間に入ったっぽく今朝3時。マック買いに行ったら黒人が白人警官に囲まれててロドニー・キングを思い出したinテキサス州is白人怖い
— tom (@kt_taper) 2013, 9月 9
ちなみに、この時初めて「アメリカには時差が存在する」事を思い出す。
MOTEL6は全米に展開するモーテルチェーン。まあまあ安い割に、上記のように質は保証されている。値段も田舎なら$50もしないだろう。ここは$60くらいだった。
Motel 6 - San Antonio - Fiesta - San Antonio, TX - Motels & Hotels
もしアメリカで宿泊するなら、間違いなくモーテル6を選ぶだろう。
4日目走行距離: 約1050マイル(1680キロ)
走行時間 約17時間(朝5時〜夜12時、観光ナシ)
通過した州:アリゾナ州、ニューメキシコ州、テキサス州
累計走行距離: