2013年9月9日 夜
予想以上にJSCの内容が分厚くなったので、5日目の最後の瞬間は時系列順にありのままをお伝えしたい。
5:30p.m. 出発
ヒューストンを出発する 。それ以前の行動は↓に記載。
5日目後編:テキサス州ヒューストン【サターンV編】 - 大学生が車でアメリカ一周する一人旅ブログ
途中、突如として上空に爆音が轟く。車の窓を開けてみると、AH64アパッチが飛んでた。恐ろしい。Google Mapによると、近くにエリントン空港(Elignton Field)という陸軍も使ってる空港があり、そこにバッチリ複数のアパッチが写っていた。なるほど。
6:34p.m. Flying Jで給油
全米チェーンで有名なガソスタ、フライングJにてガソリン補給。シャワーの使用も考えたが、予想以上に混雑していたのでパス。平日なのにレジは長蛇の列。
噂どおりあらゆる物が揃ってたし、駐車場での巨大トレーラーの集結数が半端無く、オームの群れに遭遇したような気分になった。夜間長距離走行に備えていた人が多い様に見受けられた。
10:36p.m. テキサス州を脱出、ルイジアナ州に突入。サークルKで休憩
一気に距離を稼ぐ。しかしルイジアナに入ってからのハイウェイは夜だった事もあるかもしれないが、かなり走りづらかった。2車線しかない上に制限速度もテキサスに比べ一気に下がった気がする。また湿地が増えたからなのか、虫の量が急激に上昇し、フロントガラスに激突してきた虫の死骸がさながら地獄絵図の様相を呈する。ハイウェイの両サイドは多分林で、テキサスに比べると見通しが超悪い。
ルイジアナ州に突入し、発展した街に差し掛かる。ミシシッピ川を少し渡った所の街におりてサークルKに行く。夜も遅かったので、少しヤバメな両腕にタトゥーな白人店員に道を聞きつつもエナジードリンク購入。もう少しいけそうな気がしてきた。
アメリカのサークルKといえばコレ。アメリカらしい微妙にダサいロゴが安心感を演出している。
12:00a.m. ニューオリンズに停車。
ついにニューオリンズに入る。深夜の音楽の街は結構活気があって、人通りも結構あった。あったが、黒人タクシーが道でオラついており車を走行させるのも一苦労。アメリカ南部の洗礼を受ける。
しかしニューオリンズは楽しそうな町だった。バーは結構開いていたし、音楽もそこら中から聞こえてきた。ただちょっと外れたところに行くと、バスか何かを待っている謎の黒人の集団がいてそいつらがマジでヤバイ雰囲気醸し出してた。観光客っぽいのも多く観光には結構いいと思った。
有名そうな塔があったので取り敢えず撮る。この場所はLee Circleというらしい。
ちなみに人は殆どいなかった。
正直、ニューオリンズは海鮮が旨いという朧げな記憶があったので少し豪華なディナーでも食したかったのだが、完全に情報不足でトリップアドバイザーも役にたたなかった。非常に腹が減っていたが、菓子を食って凌ぐ。とっさの状況で飯を探すならやはり地球の歩き方しかないのか…
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南北戦争博物館。面白そうだが、深夜だと周囲の治安が気になる。
この辺の人通りは物凄く少なかった。
そのまま、この時間帯でも何かありそうな唯一の施設、WW2博物館に行く。
12:27a.m. ;国立第二次世界大戦博物館(The National WWII Museum)に行く
パーキングの表示に従い、誰もいないパーキングとみられる場所に停車する。
駐車後、周辺地域を徘徊してみるも人影が一切見られず、ヤバいエリアに来てしまったのかと少し怯える。しかし道にゴミなどはなく、綺麗な町並みだった。
道にゴミなどは散らかっていなかったが、レンガ造りの歩道にはレンガの一つ一つに戦死したりした(KIAとかMIAとか書いてあった)兵士の名前が書いてあって別の意味で寒気を感じた。しかもこの道、建物の周りに無限に敷き詰められていた。
クラシックな土産物屋などは灯が灯ってた
幸運にも全面ガラス張りのパビリオンもあったので、深夜ながら博物館を観賞できる。
ドイツから運び込まれた防空壕などの外展示は見れた。
その他にもノルマンディー上陸作戦の時の遺物などが転がってた。
あまりにも人影を感じないので、写真だけ撮って逃げるように脱出する。
2:30a.m. ルイジアナ州を脱出
ルイジアナ州を脱出し、ミシシッピ川を渡りきったところでナビにより「ジョンCステニス宇宙センター」というNASAの施設が近くにあることが判明するも、ミシシッピ川周辺が暗すぎるので断念。
調べてみると、ビジターセンターもあってなかなか良さそうな感じだった。
主にエンジンの燃焼実験を中心とした施設だが、米海軍やNOAAなどの施設も併設されているらしい。
Outdoor Exhibits - INFINITY Science Center
アメリカのハイウェイには基本的に灯がないので、自分と他人の車のヘッドライトと広告のみが頼りになる。常時ハイビーム推奨。アメリカは大抵がクソ田舎なので、野生動物にも気をつける必要がある。
2:47a.m. 力尽き、レストエリアにて車内泊
ミシシッピ州のおとなり、アラバマ州まであと少しという地点にて、遂に力尽きる。
たまたま良さそうなレストエリアを発見し、入ってみるとドンピシャ。国境地帯のレストエリアだけあって非常に良く整備されていて、トイレも清潔だった。
周囲は湿地帯とか州立公園なので超空気が良好、キャンプとか出来るような感じのレストエリアだった。
車内でガスヘッドを使って湯を沸かしラーメンを食し、歯磨きして就寝。力尽きる。
レストエリアの安全度について
星の数ほどあるレストエリアはそれぞれ個性がありすぎて一概に安全かどうか判断しづらい。今回の終盤のような極限状態では選択の余地はなかったが、できれば事前に大丈夫かどうかだけでも調べておきたい。一番纏まった情報があるのは多分4sq。↓例
綺麗なレストエリアほど写真も多くタグ付けされていてレビューも多い。GoogleMapのレビューはあてにならない。本当にヤバいところはヤバいと書いてあるので、結構参考になる。
5日目の走行距離:約650マイル
通過した州:テキサス州サンアントニオ→ミシシッピ州ゴーティエ周辺
食事:カップラーメン、サンドイッチ定食、ラーメン
累計総走行距離:約3600マイル(約5650km)