2015年3月初旬、宿や現地での移動手段を一切決定していないというかなりの準備不足の中、成田へと向かう。
装備
今回の約2週間ほどの旅で使用することに決めたのはこの50Lのバックパック。KELTYのトレッキングモデルで、容量的に少し不安が残るものの、そこらじゅうを徘徊するのには持って来いのバックパックだ。登山にも使い勝手が良い機能が多く、耐久性もそこそこ高そうなので安心できる。唯一不安だったのが機内持ち込みをギリギリでできなさそう、という点だった。預け入れでも問題無いのだが、南米内陸の地元エアラインで預け入れはなるべく避けたい、という心理があった。これに関連して、後に荷物を最小限に留めておいてよかった自体が発生するのだが、また後で触れたい。
具体的な内容物については長くなるので省略するが、このように一応ザックカバーをかける。これは本当にあってよかった。4回ほど飛行機に乗ったのだが、粉まみれになって出てくることもあったからだ。成田では結局預け入れ。これはしょうがない。
定番の免税店タバコは「ダビドフ・マグナムクラシック」に決定。元値ではとても買えないが、「向こうでもしかしたら役に立つかも」という意味不明な動機に任せて購入。結局交渉などで使用することはなかった。この旅行中、リュックの底でただの重しとなる。
そして飛行機を待つ間、今回の相方T氏と話し。「流石に初日の宿を決めていないのはマズいだろう」と地球の歩き方に乗っている”安全そうな”当山ペンションぺぺに宿泊することにし、空港のwifiを頼りに日本語メールを打つ。もちろん返信は無いが、13時間後にアメリカで返信できることを祈り搭乗口へと向かう。
アポロのスーツ、将来成田も宇宙港になったらこういう光景が常態化するのだろうか。
ダラス乗り継ぎでペルー・リマへ22時間の空の旅
行きはアメリカン航空。なんとなく気分が沈む。
約12時間をかけて、アメリカ・ダラスにトランジット。トランジットの時間が2時間しかなく、結局空港内を走るレベルで忙しかった。3時間が最もちょうど良いトランジット時間か。
結局アメリカで撮影できた唯一の写真がコレ。とにかく走る。
ダラスからリマまで7時間。かなりの長旅で、流石に体が応える。
といっても、これから始まる南米での冒険を前にテンションは最高潮だ。
T氏は盛大にビールをズボンにこぼすなどしてはしゃいでいた。
深夜2時・リマに到着
なんだかんだ言ってリマに到着したものの、ゲートを抜ける頃には現地は深夜2時。
東京と打って変わって生暖かい空気が心地いい。
泣く子も黙る殺伐としたヤバイ空気が漂う空港だったが、ぺぺからのメールにあったとおりに迎えのドライバーが来ていた。太めのおっさんでかなり怪しい感じがしたが、ここは信じるしか無い。なお、英語はからっきしダメで、自分のスペイン語が微妙に単語レベルで通じるだけだった。
リマ市街は完全に人通りもなく、暗すぎでとても夜歩きできるような感じではなかった。時たま人が道端に突っ立ってるのが恐ろしい。ドライバーはかなりのスピードで飛ばしてくれた。ありがたい。
20分ほどで当山ペンションに到着。完全に深夜ムードだったが、日系のスタッフがかなり丁寧に接待してくれた。前払いだが、部屋・シャワーともに特に不満もなく助かる。入ってすぐに「当たり」の宿だと感じた。この時点で3時を回っていたので、しょうがなく寝る。時差ボケも1周したような感じ。
完全に移動で1日が終わるが、そこそこ楽しい出だしとなった。
ペルー / LIMA PERU / リマ 宿 当山ペンション ホテル
ぺぺに貰った名刺。マチュピチュが描かれた、雄大な名刺だ。ありがとうぺぺ!!