前日の日帰りウユニ湖ツアーから帰還し、シウダー・デ・ウユニのオテルで1泊。
あまりにホテルがセメント臭いので、朝食は街のカフェで食すことにする。
それにしてもこのウユニの街、世界中から旅行好きの少し感性に自信ある人達が多く訪れるからか、そこら中に謎オブジェやグラフィティがあり、南米の超辺境地とは思えないポップさがある。
中央の目抜き通りには廃材オブジェ。
機関車
ボリビア政府の手厚い支援が至るところで見られるので、かなり旅をし易い辺境と言えると思う。
ウユニ湖周回2泊3日ツアーに参加
一つの結論として、ウユニでは宿に泊まる必要が無い。
理由その1:宿がセメント臭い。
これは今回の宿がたまたまそうであっただけかもしれないが、客の急増に対処すべく多くの宿で、セメントを用いた拡張工事が急ピッチで行われているとも限らない。つまり、多くの宿でセメントの匂いと格闘する可能性は否めない。
理由その2:宿が埋まる
地球の歩き方に乗っている宿は直ぐに埋まる。予約する奴がいるからだ。団体さんには勝てない。
理由その3:wifiはレストランと旅行屋にある。
わざわざwifiのために宿に戻る意味は無い。レストランで済ませるならそれに越したことは無い。
ここで必要になってくるのがウユニ周回ツアー。2泊3日で食費宿代飲み物代コミコミ。国立公園に入るときは入場料取られる。あと酒代も飲みたいならどうぞ。
どう考えても、このツアーパックが得だ。ほぼすべての旅行屋でこの類のツアーを取り扱っているので、気に入った所を使えばいいだろう。
我々は前回と同じ旅行屋を使用。朝食の後、必要事項を記入して金を払い(クレカもイケる)その直後、ブラジル人1人コロンビア人3人が待ち構えるランクルへと飛び乗った。かなり時間を節約した気分になれる。
旅の足はランクル。運転手のコキ曰く、アメリカからの中古車らしい。
ウユニ周回ツアーと言っても、ほぼほぼ運転手付き個人観光なので、言えば色々と連れて行ってくれる。コキはスペイン語とケチュア語しか話さないので、その必要はある。
コミュニケーション的には、英語は理解して守られてるのか否かは不明なレベルで、こちらがスペイン語を話す必要があった。すべて運転手の言語能力に依存するので、そのへんはなんとも言えない。
しかし、今回幸運な事にブラジル人とコロンビア人が英語を普通に話せたので、何かあればコロンビア人に通訳してもらえるし、このコロンビア人(35)が超いいやつでコキのスペイン語見どころ説明を逐次翻訳してくれた。実に感謝。
このウユニ湖で一番重要なのは、運なのかもしれない。
まずは汽車の墓場。
そして同じくお土産タウンことコルチャニ村。日本人結構おおい。
自分は何故かリャマの毛で出来たポンチョを購入。
Los Ojos de Salar(ロス・オホス・デ・サラール)
塩のホテル。
このビールは結構旨いらしい。
中国の商業宇宙輸送による初のボリビア衛星。素晴らしい。
塩田を延々と進み、
インカワシ島に上陸
サボテンの島へ。入場料払う。
島というか山なので、登山することになる。標高は3500m以上で北アルプスより高い。
そこら中にアホのようにサボテンが生えている。
というか、サボテンしか見るものが無い奇妙極まりない島、というか山。
定番スポットなのか、同じような周遊ツアー客が多く訪れていた。
正直、かなり微妙な地理的特徴だったが、ここは昼飯ポイントにもなっているので、まあ外すことは運転手的にもできないのであろう。
途中、撮りたい風景が見えたら止めてもらえる。
周囲には本当に何にもない。冷静に考えるとかなり恐ろしい光景。
エアコンとかはあるが、別に無くても有っても対して問題は無かった。ただ、やはり塩が飛び散ってるので各種装備の塩害はひどい。鉄は直ぐに拭かないと、錆びてた。
時速100キロ程度で飛ばすが、地面がフラットなのでそこまで酔わない。
Chuvica(チュビカ)村で掘っ立て小屋にinn
ひたすら南下した後は西進。キアヌ畑にぶち当たる。
周囲も山が多くなってきた。
そうこうしていると、辺鄙な集落に落ち着く。
此処が宿らしい。
運転手も少し迷って、1日目の宿に落ち着く。
岩とコンクリの頑丈そうな宿で、寒さなどは特に感じず。衛生状態はお察し。
ただしっかりとしたベッドでノミとかも特に居なかったので、不満を言えばシャワーがクソだったことくらいか。
実は、この旅行の少し前からバルガス=リョサの『緑の家』をずっと読んでいた。
なので、多少宿が汚くてもなんだかむしろ親近感が湧くレベルだった。頭のなかで慣れとくと、こういう場面では役立つのかもしれない。
2泊3日ウユニ湖周遊ツアー 1日目 終了