ヴェネチアのローマ広場に車で乗り付け即立駐に入庫、水上バスのヴァポレットに乗り込みイタリア建国の父「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世」像があるバス停で降りて昼食を食べた我ら一行は、早速ヴェネチア観光を敢行するため最寄りのガイドブックスポット『ため息橋』を目指した。
googleによると徒歩4分。特に何の変哲もない橋だが、とにかく人が群がっているので直ぐに分かるはずだ。
掘れば遺跡が出てくるイタリアでは普通なのかもしれないが、ここヴェネチアにもそこら中に謎の遺物や装飾が点在している。裸のオッサンが何らかの果物をもぎ取ろうとしているモチーフは特に人気のようで、よく見かけた。(画像)
ため息橋のとなりはサンマルコ広場
ため息橋を3分ほど見た後、人の流れに乗っていくと20秒後にはサンマルコ広場にたどり着く。サンマルコ広場の入り口にあるのは、ドゥカーレ宮。というか、ため息橋はこのドゥカーレ宮から生えている。
ともかく、この巨大建築は現在は美術館となっている。内部には世界最大の油絵があったり絢爛豪華な装飾品を堪能することができる。謂わばヴェネチアのクライマックスシーンがここにある。ちなみに、入場料は16ユーロもするらしい。そこそこする入場料を払ってしまうと、何が何でも見尽くしてやろうとするので結構時間を消費しがち。だったら、その分ヴェネチア深部を徘徊して旨いビールでも飲んだほうが良さそうだ。
深刻な酸性雨の影響を体感できる。環境問題を考えるにはうってつけの場所だ。
というか、中に入らなくても十分見応えがある建物なのだ。
サンマルコ広場はとにかく鳩が多いので、鳩が苦手な人は要注意。
鳩が行水し、水滴を周囲に撒き散らしているのだ。
意外と登る機会が無い、サンマルコ広場の鐘楼。100m。入場料8ユーロ。
今回は勿論登らなかったが、いつか登りたい場所No1だ。
そしておそらくサンマルコ広場に来た殆どの人が行くであろう、『サンマルコ寺院』。
全体的に常に修復中なイメージだが、この際はファサード上部にある有名な4匹の馬を見ることが出来た。この馬、レプリカらしいが内部には紀元前4世紀のオリジナルがあるらしい。
内部は如何にも荘厳厳粛な感じだが、人混みが物凄いのでやはりラテンを感じる。
同行したアメリカ人は熱心に祈りを捧げていたが、プロテスタントとかは関係ないのだろうか。
サンマルコ広場はこんな感じで、広いけどとにかく人でごった返す。
つまり、騒々しい。
早朝や夕暮れ時が、訪れるのには良さそうだ。
変なミサンガ黒人がいたりしないのが幸い。ほぼ全員観光客&観光客相手の人々なのがなんとも良いバランスなのだろう。
サンマルコ広場のカフェを試そうとした所、意外と値段が高かったのでその辺をプラプラしていと、突如ガムをクチャクチャしていたイタリア人の脇に東西ローマ正副帝が出現したではないか!
古の皇帝ディオクレティアヌスが断行したテトラルキアを題とした、コンスタンティノープル産出の像。悪名高き第4回十字軍の折、ヴェネチアにより略奪されこの地にもたらされた曰く付きの逸品は、現在イタリア人青年のペットボトル置き場になっていたのである。
ここにこの像があるとは全く知らなかったので、目に入った瞬間、あまりの無造作放置っぷりに思わず笑ってしまう筆者。解説のプレートすらないので、完全に街の一部に溶け込んでいるようだった。もちろん、この像を気にかけている人など1人も居なかった。
是非、山川の史料集を携え参拝して欲しい。
この省スペースながらも絢爛豪華なファサードは多分ドゥカーレ宮殿のもの。
内部がとにかく暗い。ISO感度は高めで行きたい。
一方こちらは複雑なレリーフが幾重にも重なった、サン・マルコ大聖堂のファサード。
こちらも内部空間はとにかく巨大である。撮影は禁止。お金払っても多分ダメ。そもそも暗すぎるので、三脚が無ければフラッシュ炊いてもロクな絵は撮れないだろう。
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