今思えば本当にあちこち訪れていた2013年。
昨日、数年の時を経てようやく夏のヨーロッパ紀行をまとめたのですが、
実はまだまだ2013年=大学4年時に旅した記録が残っていたのでした。
今回の話は2013年10月。場所はアイルランド共和国、ダブリンです。
なぜアイルランドなのか!仕事のイベント会場が今回はダブリンだったのです!!
ダブリンについて軽く調べてみると、
- ギネス、ジェイムスンなど酒の聖地。寒いから皆昼から飲んでそう。
- ケルズの書、伝説のハープなリアル・スカイリムなファンタジー感が味わえそう。
- 守護聖人セント・パトリックのお陰で全体的に緑なイメージ
こんな感じでした。要はあまり見どころなさそう
という印象は否めないですが、とりあえず行ってみました。ちなみに大学は普通に自主休講にしました。ハイ。
スカンジナビア航空コペンハーゲン経由ダブリン
今回向かった先はアイルランド共和国首都・ダブリン。
経路は成田からコペンハーゲン経由でダブリン入りするというもの。
航空会社は初めて使用する『スカンジナビア航空』(スターアライアンスメンバー)。そもそも北欧系エアラインが初めてだったので、否が応でも期待値が上がります。
NRT38番ゲートから出発。機内はかなり空いていた印象。
日本から北欧はそこまで需要なさそうだし、ヨーロッパ圏にアクセスするのにまずは北欧、というのは意外と穴場なのかもしれません。
機内サービスは普通に良かったです。
コペンハーゲン(CPH)経由
コペンハーゲン空港に到着。
疲れていたので恐ろしい程適当な画像ですが、とてもオシャレな感じで居心地は良かったです。それほど大きな空港でなかったのも良かった。
ぶっれぶれでもその美しさ際立つ、オブジェ。
そこそこ大きめなセブンイレブンがあったのですが、驚くべきことに中では大量のキャンディが販売されていました。詰め放題で15ユーロという強気の値段も流石北欧福祉国家という感じ。
まずキャンディを大量に食う事から止めては如何でしょう。
外見そのままザッツ・セブンイレブンなセブンイレブン。
わりかし何でも売っています。
それでもやはり、お菓子類の充実ぶりがなかなかのモノでした。
ハリボーも見たことない紫とオレンジが気持ち悪い具合に混ざったようなパッケージのものも。
トイレ編。
ナゾの小物入れが気になった。
アイルランド・ダブリンに到着!
コペンハーゲン→ダブリンはこちらの中型機を仕様。
機体尾翼付近からの出入りで、これは初めての経験でした。
そして、遠路遥々アジアの端の小国日本から、ヨーロッパの西の外れの小島の国の首都まで辿り着きます。
パーソナルカラーはもちろん「緑」!どこもかしこも「聖パトリック」の緑と白のストライプで埋め尽くされています。
空港内にある標識には、「ロンドン 595km」 「イスタンブール 3609km」「デュッセルドルフ 1171km」など書いてあります。もちろん、この時はイスタンブールに行くことなど露知らず・・・
飛行機、宿の手配は全て会社が行ってくれていたのですが、空港から宿までは自力で行かねばなりません。タクシーの経費を後から請求するのはもったいなく、そもそも市街地まで安く行ける2階建てバスがあったのでバスを利用。
勝手が全くわからないのでボーッとしているとあっという間に真っ暗になってきます。10月とは言え高緯度帯恐るべし!!寒い!!いやマジで寒い!!
一旦ダブリンの中心地?に出てバスを乗り継ぎます。デカい橋があってバーガーキングとかあるところ。正直、地名や駅名などまっっったく知りませんでしたが、頭空っぽにしてグーグルマップの言いなりで行動します。こうなってくると最早機械、マシンです。
で、6時くらいなのに完全な闇に包まれたダブリン中心からさらにバスに乗ってホテルを目指します。この辺りは完全に漆黒。間違っても歩かないほうが良さそうです。
ちなみに、ホテルは四つ星の大きな建物。
1泊1万円くらいみたいですが、朝食はなかなか良かったので旅行には最適かもしれません。セントラルから少し遠いのが難点。ただ、近くにデカいコンベンションセンターがあるのでビジネス利用なら最適でしょう。
部屋に入ると衝撃のシングルとセミダブルの内容でした。
シティホテル並の内装で、漆黒なので良く分かりませんが周辺環境もかなり良さそうです。感動も束の間、そのまま寝落ち。
朝
この日の午後に本隊と合流とのことで、午前中は自由行動。
昨日、あまりにも暗くて全く掴めなかった周辺の見晴らしも見えて感動します。
めっちゃいいとこじゃん・・・
確かに、正面には教会っぽいステンドグラスが聳えていたのですが、周辺は芝生に囲まれ非常に閑静な雰囲気です。外装は築100年な感じですが内装は結構綺麗でいい感じです。
朝食は完全なイングリッシュブレックファスト。熱々の巨大トマトとキノコが旨いです。パンをあまり食べなかったのでハッキリ言えませんが、飯はアイルランドの方が上かな・・と。
朝食を食べた所で街に出ましょう。
なんとホテルからトリニティ・カレッジまで徒歩で頑張れば行ける事が判明したので、歩いて行きました。この辺はまだ若いというか、とにかく金が勿体ねえという気持ちの方が強いのでした。
よく分からん、駅。ダブリンは高架化されていて、上から人が一杯降りてきました。
この青と黄色の配色が如何にもここユーロ圏のヨーロッパだぞ!!ここはヨーロッパ!という主張に感じます。
通勤客がボコボコ投げ入れいていた、新聞紙用のゴミ箱。イギリスと同じでフリーペーパーはかなり盛んなようです。
↑この全面ガラス張りの建物が駅ですよ?いやーすごい。
ナゾのオブジェ
のどかな雰囲気の用水路があったりと、とにかく緑豊かな土地です。
トリニティ・カレッジを訪問
さらに歩くと、トリニティ・カレッジが見えてくるので入ります。
中にはデカいトラックがあり、芝生芝生していてなんだか日本の高校のような配置です。↑は『ケルズの書』で有名なトリニティ・カレッジ図書館。といっても、「大学生のための図書館」というよりは歴史的価値のある本と建物を保存した美術館的要素の方が強いです。その証拠に、学生はキャンパスにある別の図書館で勉強していました。
一応英語だと、Old libraryみたい。
コッチは観光客向けですね。
キャンパス周辺にはそこそこ謎のオブジェが多くあり、如何にもヨーロッパらしい意味不明さを感じる事が出来ます。
構内の様子
大学内は全然勝手に入る事ができます。流石にアメリカやイギリスほどアジア人も多くないので、アレな感じですが朝なので人は少なかったです。
ロビー的な場所には立って使うPCが設置されており、急な用事の時便利そう。
大学は築40年〜な加減のボロさでいい味出してました。
とりあえずボロい。
そしてこちらが何故か半地下になっていた図書館。朝なので人が皆無。
蔵書量がまったく多くなさそうなので、ただの学習スペースなのかもしれませんが、人口密度が低く勉強しやすそうではあります。
ケルズの書についてはおいおい思い出します。