と、言うわけで豫園(よえん)です。上海の主要な観光地の一つ、豫園に行きました。
豫園とは?
豫園はピンインだとYùyuán。今から約500年ほど前の明の時代の庭園の事で、その周りに↑の写真のような大規模建築が密集しています。これらは「豫園商城」とその名の通り薬屋や土産物、飲食店やアパレルなど何でも入っています。
結果、庭園ついでの観光客を狙う一大観光エリアとなっています。
かなり中華的な外見の中層建築が密集しており、この雰囲気を味わうだけでも行ってみる価値はあります。
ズラッと伝統的な建築が並ぶ様は圧巻。
「城」と呼ぶに恥じない立派な建物ばかりです。
その分人の数も半端ではなく、とにかく中国人で激混み。
この時期は豫園で夜市もやっているみたいです。
マオカラーに身を包んだ怪しいオッサンが演じる西洋鏡。
これはこれで面白そう。
上海は猫が意外と多いです。
豫園には入場料が必要
あまりにも豫園の外が激混みでショッピングどころではなかったので、そそくさと豫園に入ります。入場料は40元。
園内から空を見上げれば、遠くに建造中は上海中心(632m)。
中国で最も高い127階建てビルです。我々が訪れた8月、ちょうど最高地点の632mに工事が到達したそうです。
園内には所々に思い出した様に楼が建てられており、如何にも清朝を彷彿とさせる雅な装飾が目につきます。中は「がらんどう」なパターンが多かったですが、中には書や昔の本がガラスケースに陳列してある様な場所もありました。
どちらかというと、個々の情報を見学するというよりも雰囲気全体を楽しむのに特化した庭園に感じます。
竜頭。
かなりチャーミングな顔をしています。
口先にカエルがタッチしているのも面白いです。
人の多さを除けばかなり落ち着いた庭園で、繁忙期を避ければとても良い見学が楽しめそうな公園でした。
南翔饅頭店
豫園で小籠包、というか上海で小籠包と言ったらここ!!と言うほど各媒体で猛プッシュされているのがこの
南翔饅頭店
です。とにかく長蛇の列で心が折れそうになるかもしれませんが、普通に並んでいれば意外とすんなりと座ることができました。店自体、九龍城的な増築がなされており席数は非常に多そうで、店内の全貌を把握する事自体難しそうです。
また回転率もかなり高く、慌ただしく活気のある店内は上海的でナイス。
適当にバンバン頼んでもガンガン来るので、ガツガツ食べる事に専念出来ます。
男だと少なく感じるかもなので、多めに頼んでも良さそうです。
肉汁が大量に含まれた小籠包は絶品。とにかく旨い。
全てが程よい味付けで、肉汁好きなら絶対訪れる価値はあります。
ちなみに中国語は全くわかりませんが、「歩き方」に全部載ってるのでオススメ。
治安状況
この豫園、上海きっての観光地ということで警察の車両が大通りに駐車していまいた。
上海でこのような光景はあまり目にしなかったので、少し新鮮。
中華人民共和国は初めてでしたが、ここ上海はかなり安全に感じました。
マナー的な違いこそあれ、欧州のような明らかにオフェンシブな行動はあまり見ません。良いか悪いかで言えば、治安は良さそうです。