2013年9月10日 朝
朝、9時位にゆっくり起床。晴れ渡る9月のミシシッピの空を新鮮に感じる。そりゃそうだ。
場所はミシシッピ州東端に位置するI-10のMississippi Rest Stop
見慣れないサイズのカラスが鳴いている。日本と違って小型で、毛並みがツヤツヤしている気がする。
木のベンチが芝生の斜面にあったので、そこでガスでお湯を沸かしコーヒーで一服。周りにはもう余り車が見当たらない。州立公園に囲まれているので非常に良好な環境である。
優雅にアラバマの朝を満喫する。
最初の目的地はアラバマ州モービル。殆ど内陸に本体があるアラバマ州の数少ない港街で、ミシシッピ州→アラバマ州→ジョージア州と一瞬で通過していしまうような感じのエリア。
ここの街に、第2次世界大戦に建造された超弩級戦艦のサウスダコタ級戦艦4番艦「アラバマ」が記念艦として展示してある。
車を適当に転ばしてわりとすぐにモービル(Mobile)到着。モービル市内はとにかく人が少なく、結構ゴーストタウンはいってるんじゃねーか?という感じがした。あと非常に暑い。虫も多い。
戦艦アラバマの駐車場は広大だが日陰になるものが全く無い。ダッシュボードのものとかは格納した方が良さそう。本当に溶けそうな暑さ。
土産物屋の近くに置いてある爆撃機(B25 Mitchell)
アラバマの中には、手前にある土産屋の受付でチケットを買って入る。平日の昼前で、客はそこまで多くなかった。大人は$15で現役米兵、または退役米兵はタダです。
戦艦アラバマの見学
アラバマ内はかなり広く、色々と見れます。見学可能なのは船内からブリッジ含め、7階分くらいの高低差もある。だが十分注意が必要なのが虫。蚊が異常に多いので、虫対策していかないとマジで刺されまくりますので注意。
「男たちのアラバマ」の如く、星条旗バンダナを頭に巻いた強面のパトリオット達が甲板で何やら話していたが、普通に挨拶してくれた。
しかし、客もそこまで多くなく、ゆったりと見て回ることが出来る。
日本展示も若干あるが、日本語表示は一切ない。"Weapons of the Rising Sun"だそうです。銀翼。
ブリッジからの光景や船内の様子など、載せられなかった画像が数十枚ほど↓にアップしてあります。興味ある方は是非見てください。
司令塔の防護壁はやっぱり分厚いなーと感心したりしてた
そしてアラバマに勝るとも劣らないナイスな展示があるのが飛行機パビリオン。かなり濃厚な展示が楽しめる。(上の画像の右奥にある星条旗が描かれた建物)
飛行機パビリオン
ここの展示でのサプライズだったのが、YF17の展示。何故此処に…
とにかく、期せずして世界に2機しか存在しない幻の戦闘機をこの数日で制覇してしまった。これも何かの縁だろう。2日前はそんな事一切考えてもいなかった。
3日目前編:ファイアーボー〜ロサンゼルス【スペースシャトルエンデバー&YF23"グレイゴースト"巡礼編】 - 大学生が車でアメリカ一周する一人旅ブログ
XB35の模型みてたらおじいちゃんに話しかけられた。ここの博物館は全翼機に異常な執念があるらしい。まさかアメリカでホルテンはともかく、Ju EF130の模型を見るとは思っていなかった。フルスクラッチでしょうか。
ともかくこの展示方法はロマンがあって非常にカッコいい。
その他にも当然のごとくブラックバード(A12)が置いてあったり、
F16なども勿論展示してあり、極めて至近距離より観察可能。
特筆すべき点は、アメリカの現代戦闘機、F4から始まってF14,F15,F16,F17,F18まで全て揃っていること。これはなかなか無いというか、F17が世界に2機しかないのでここだけの現象です。ちなみにF4はパーキング入り口に鎮座している。
同じように、大量の写真を撮ったので下に置いてあります。
K.T.S.C: [博物館] アラバマ州のバトルシップミュージアムに行って来ました②
潜水艦ドラム(USS Drum, SS-228)
さらにさらに、パビリオンを出たその先にはガトー級一番艦潜水艦ドラムがあって中も見れる。
内部はかなりきれいな感じで磨かれており、魚雷発射管もピカピカ。
ただ、WW2の船なので狭く、少し見づらい。予想以上に小さかったのが印象的だった。
謎の特殊潜航艇も展示されていました。説明もなく、一体なんなのかは結局不明。
落書きに哀愁を感じる。
その後、そこら中にあるベンチに腰掛け、適当にジャンクフードを食べる。実際、今回の旅では高カロリーで戦艦の中でも食べられるSNICKERSを多量に摂取した。車を運転しながら食べれるのも便利。クルーズコントロールなので、足でハンドルを操作する事が出来るなら右手にSNICKERS、左手にDr Pepperも不可能ではないのだ。
結局見学にかなり時間を使ってしまい、すでに夕方。これでもかなり飛ばして観た筈だったのに…
以上、とりあえずここまでで前編とし、後編はアラバマ記念公園の陸上展示の紹介(まだある)と、恐れていたレストエリアでの事案発生について触れていきたい。