朝、ホテルでマチュピチュへ向けて出発の準備を整える。
この日のプランとしては、
朝:クスコ発 コレクティーボ(乗り合いハイエース)に乗る
昼:オリャンタイタンボ着 オリャンタイタンボ遺跡を見学
夕:オリャンタイタンボ発〜ペルビアン鉄道〜マチュピチュ着 ホテルにチェックイン
という感じだ。事前準備として必要だったのが以下の通り
1.クスコのコレクティーボ乗り場の場所確認
→ネットで調べて特定
2.オリャンタイタンボ~マチュピチュ間の乗車券のオンライン購入
→正直良くわからなかったが、サイトの英語の指示通りに購入
3.マチュピチュでの宿の予約
→booking.comで適当に
と、諸々計画を練って出発の準備を完了させる。
なお、2泊3日した後再びクスコに戻ってくる運びとなったので、めんどくさいので同じ宿に泊まろう、という事になる。受付のオッサンに頼んで部屋をそのまま予約。正直、マチュピチュの天候次第なスケジュール構成だったので、若干の冗長性を持たせるために宿はその日その日で決めようと思っていたのだが、めんどくさいので無理やり決めてしまう。
コレクティーボ
リマでもクスコでも頻繁に目にするのがこのハイエースタクシー「コレクティーボ」。ハイエースにとにかく人をぶち込みまくり、驚異的なスピードで客を目的地に届けてくれる非常に合理的な交通手段だ。
クスコではこれに乗ってオリャンタイタンボやら他の観光地に行くのがメジャーなようで、日中何台も目にすることができる。たいていハイエースで、日本語の企業名や車検シールが付いている。
クスコの宿から歩くこと10分程、どう考えても怪しい路地にたどり着くと居るわ居るわ、大量の客引きが。とにかくみんな声を変えてくる。値段も一緒に教えてくれえるが、怪しいセダンに乗り合いなどばかりなので、それらを振り切り調べておいたコレクティーボに乗り込む。こちらは既に結構人が入っており、私有地の自動車工場の様な場所から発進。なんと料金後払い。乗ってる人は皆地元人とアジア人観光客など。
こんな感じの非常に見覚えのあるハイエース。ハイエースなので乗り心地は問題ない。
また詰め込みと言っても1列3人なので、まあ普通。ペルー人は小柄で痩せてるので問題ない。
オリャンタイタンボ到着
そして峠という峠を超え、あっという間にオリャンタイタンボに到着。途中、何もない道の駅で数人が下車する。天気が良いので車窓からの眺めが素晴らしい。
かなり飛ばすが、スラローム走行をするわけでもないので揺れが少し激しいな、程度の印象。道も案外しっかりしてる。地元のラジオがかかっているが、車内はけっこう静かだった。
オリャンタイタンボの中心広場に降ろされ、若干途方にくれるも、人の流れを察知して川沿いを南下。
オリャンタイタンボ駅
するとオリャンタイタンボ駅があり、ここでもチケットの購入が可能だった。取り敢えず列車の発車時間を確認し、オンラインで買った分を発券する。
券売所はプレハブの質素な作りだったが、問題なく英語が通じる。駅員は親切だった。
1日数本の運行だが、しっかりと時刻も確認できる。この辺の設備のしっかり具合は、さすが世界屈指の世界遺産といったところ。
午後のマチュピチュ行きだったので、それまでの間オリャンタイタンボ遺跡を徘徊することにする。 しかしその前に腹が減ったということで、川沿いのレストランにはいる。まだ11時程だったので人は居なかったが、やってるよ!ということだったのでカレーを注文。
なかなか凝った作りで味も良かった。しいて言うなら量が少なすぎたが、特に気にしない。
オリャンタイタンボ遺跡の方から駅方面を眺める。全体的に山の山麓にある街なので、傾斜が結構はげしい。人は少ない、穏やかな町だ。
害は全く無いものの野犬は多い。
オリャンタイタンボ遺跡
まだそこまで観光地していないオリャンタイタンボ。以下の記事を参考にしました。
ついにオリャンタイタンボ遺跡に入ることになる。が、ここで衝撃的だったのが入場料の高さ。正直、高すぎて入るのを断念しようかと思ったほど。ただ、学割が使えるので持ってて良かった国際学生証、といったところか。
遺跡自体は完全に自然と一体化しつつあり、穏やかな陽気も相まって非常に良い雰囲気だった。人もそこまでおらず、今すぐにでも瞑想を行えそうな静けさを体感する。
こうした石畳は、もしかしたらマチュピチュよりもじっくりと見学できるかもしれない。
遺跡上部からの眺め。オリャンタイタンボの街の規模が伺える。
画面中央に見えるテント群は、市場というか観光客向けの様々なお土産物屋。
なんでも売っている。値切ればそこまで高くないと思う。
謎の巨石などがそこら中にあり、説明もそこまで充実していないので想像力が働く。
山体にそう形で形成されているオリャンタイタンボ遺跡。上部まで登るのは結構ハードだ。
一通り見て回り、下部からタイムラプスの撮影などを行っていると列車の出発時間が。
この後、鉄道に乗ってついにマチュピチュへと到達する。