朝
石造りの平屋掘っ立て小屋(電気あり)から目覚めて見ると、外は快晴山もバッチリ、気温良好の南米日和だった。
遠くの山に、笠がかかる。しかも二重。まず日本の山では観られない光景だが、おそらく5000m級の山なのだろう。ワシントン州のレーニア山でも同様の現象が偶に起こる。
とにかく全ての山体が、デカイ。
朝5時。日が浅い。
向こう側は一面のキヌア畑。土はカサカサの赤土。
手前の建物も宿。スケール感の狂う光景は見ていて面白い。
こちらも旅籠。宿によっては酒も売ってるみたい。
リャマだかビクーニャだかがその辺をうろついている。
チリ国境地帯
そして次にたどり着いたのが、このボリビア・チリ国境の列車の墓場その2。
かつて、銅やらを列車で輸送していた際のヤードのよう。
貨物車と木造客車がそのまま放置してある。
ただ、施設は生きており、国境管理は一応されている様だった。
列車の上に上がったりやりたい放題していた。
アタカマ砂漠の直ぐ側で、風化が著しく遅いのかなんなのか分からんが、とにかく古い姿を保っていた。
乾燥した大地に使われなくなった軌道。蜃気楼も見える。
写真もいくらでも撮れるネタがあるので、あと2回くらいは行ってみたい場所だった。
欧米人はどこでも超テンションで羨ましい。
この辺で既に若干ダレてきていた我々であった。
エドアルド・アバロア国立公園
昼になると、エドアルド・アバロア(Eduardo Avaroa)国立公園にたどり着く。ゲート付近の小屋で一度下車し、サインしたり金を払ったりする。なんとも汚職されてそうな職員がいかがわしかった。酸素ボンベなどもあるが、機能しなさそうな寂れ具合である。
こちら公園のチケット。結構しっかりとした作り。とにかくフラミンゴ推しな模様。
スタンプがかわいい感じで欲しくなった。ちなみに、ゲートには職員が2人くらいしか居なかった。
チグアナ湖ほとりに立つフラミンゴ宿。どこかホリスターな雰囲気がする。
ホワイトバランスを少しミスって写真が青くなるが、まあこんな感じの猛烈な光量と澄んだ空気って感じでした。