↑アンネの家の「隠し扉」
朝、イタリアを目指す旅に出る直前、最後にアムステルダム観光を敢行しました。ウッ
アムステルダムと言えばアート系か、コーヒーショップなどの飲食系に目が向きがちですが、『アンネ・フランクの家』などの史跡系も結構あります。
前編:
2013年ヨーロッパ縦断:アムステルダム→ローマの旅その4『アムステルダムのアダルトショップ』など - 大学生が車でアメリカを2週間で1周した1人旅ブログ
アムステルダムは比較的小さい街なので、どこへ行くにもトラムか徒歩で事足ります。
逆に、車道は結構混雑しているのでタクシーは使いにくそうです。と言っても、街はかなり平和なので安全のためにタクシーを使う必要もありません。
更にアムステルダム感を感じたいなら、市街に細かく張り巡らされた運河をボートで移動するのも、比較的現実的な交通手段です。
貸しボートはそこら中にあるので、試す価値アリ。
アンネの家に行くが、正直オススメはしない
そして自転車ですが、そこら中に自転車置場がアリますし、放置自転車も多いので、自転車を利用するのが最も効率的かも知れません。
レンタルサイクルは一日10ユーロほどではないでしょうか。
ちなみに、上の写真はアンネの家の周辺。午前中にも関わらず、かなり長い列が形成されています。 結局30分以上待ちました。
アンネ・フランク・ハウス エントランス。
建物の周辺は完全に現代化されており、カッコいいです。
お金を払って中に入ります。超観光地なので、各国の言語のパンフレットが完備されております。
中は薄暗い感じ。
激混み一方通行システムなので、後でもう一度展示を見ようと戻るのはかなりしんどいです。 特に時間制限はないので、じっくり見ることをオススメします。
が!!
展示内容は非常に人を選ぶものになっていました。
と、いうのもナチスによるユダヤ人狩りは凄惨そのもの。歴史をある程度事前に理解している人でなければ、いったい何がなんなのか、かなり困惑するかもしれません。葬式会場な悲痛な空気も重いですし、メルヘンポップな敢行気分で訪れるとしんどいと思います・・・
加えて、お客さんの多くはヨーロッパ系で、やはりイスラエル人には非常に意義深い場所のようで、皆さんマジになって見学している、かなり厳粛な雰囲気です。
確かに、クラシックな70年前の様子がよく保存されているので、そういうポップな見方もできると思いますが、30分以上並んで楽しめるかというと、そういうわけ絵もありません。『
』などを観てから訪れると非常に意義深いと思います。
個人的には、十分『アリ』です。が、重い場所なので、慎重に行くべきだと感じます。
アカデミー賞のオスカー像も置いてあったりします。1959年の映画『アンネの日記』のものでしょうか。
アンネ・フランクの家外観。パット見は普通の建築物といった感じですが、この辺では一番の観光スポットでものすごい数の観光客でごった返しています。
入場料:€9
住所 Prinsengracht 263-265 Amsterdam, Netherlands
『アンネ・フランク・ハウス』
http://www.holland.com/jp/tourism/article/anne-frank-house-jp.htm
原作の各国版が展示してあったりと、この本を読んで訪れる人は多そうです。
近くにあった大きな教会、その名も西教会。正直こちらのほうが感動しました。
オランダというとプロテスタント色が強く、教会もソフトな感じを想像していましたが、大きな教会もしっかりとあります。が、日差しのせいなのかお国柄なのか、ステンドグラスから光が入る内部はなかなか明るい雰囲気に感じました。
・西教会
・€7.5で30分のツアー&鐘楼に登れる。地味だが意外と巨大。
鐘楼からの360°ビューは必見らしい。
ゴッホ美術館
個人的には、オランダというと芸術大国。
特にルネサンス期から現代に至る、絵画大国オランダの系譜は見逃すことはできません。それを誇るかのように、アムステルダムには日本的なスケールで表現すると超巨大な美術館が非常にたくさんあります。
ゴッホ・レンブラント・フェルメールそれに数多の超有名芸術家の名前を関した巨大な美術館たち。
その中でも英雄的なのがゴッホ。上の美術館はそのゴッホの名を冠するゴッホ美術館。控えめに言っても東京にあるどの美術館よりも巨大な印象を受けます。
美術館はこれまた広大な公園の中にあり、直線と曲線が見事に調和したいかにもヨーロッパなスタイルの緑化空間が広がっている。
このような空間を見ると、やはりヨーロッパのデザインには敵わないなと強く感じます。
ちなみに、本館と別館があり、別館は故・黒川紀章氏によるデザイン。多分上の写真の丸いドーム状の建物です。
不思議な直線で構成された三次元的な空間。
折しも、ヴァン・ゴッホの生涯を油絵でアニメ化するという鬼のような映画公開という事で、今でもまた訪れたいと思う美術館であります。
美術館もただ巨大なだけではありません。デザインもとにかくぶっ飛んでいます。
なんとなく巨大な船のキール(竜骨)のように見えます。
・ゴッホ美術館
・入場料:€17
もちろん写真撮影可能です。お客さんは結構多めですが、めちゃくちゃ混んでいる訳ではなさそうです。(チケット売り場は混んでいましたが、かなり絞っている印象)
また、HPでチケットを事前購入しておくとよさ気です。
とにかく巨大な美術館なので、人口密度も必然的に低くなるのかも知れません。
教科書に乗っているような作品がそこら中にあります。
かなり近くまで接近して鑑賞することが出来るのが非常に有り難いです。
この絵画は本当に発色が良く、写真よりも遥かに緑みどりしていました。
この美術館を訪れる為だけにアムステルダムに来る価値は、あると思います。
この様な感じで、一旦ホテルに戻ります。
次回は『アムステルダム国立美術館』ライクスミュージアムです。(まだアムステルダム)