エジプトからもたらされた数千年前のオベリスク。
この場所にオベリスクを立てたのが東ローマ帝国皇帝のテオドシウス1世*1だったため、「テオドシウスのオベリスク」とも呼ばれているらしいです。実際は紀元前15世紀頃、新王国時代の王トトメス3世の時代のものです。参考サイト*2
見上げてみると巨大ですが非常に不安になる、小さな4本の石で支えられています。最近ここで自爆テロがあって観光客が複数亡くなった場所でもあります。*3
巨大な台座にはレリーフ。これがテオドシウス1世の頃、つまり4世紀の物です。それでも今から1600年以上前。オベリスク本体はその時点から遡ること更に1900年前と気が遠くなる程昔の構造物です。
コンスタンティノープル、かつてのイスタンブールは第4回十字軍(1202~1204)の際にベネチア商人に乗せられた兵士によって略奪が発生しており、多数の宝物がヨーロッパにもたらされましたが、このオベリスクはそれを免れました。
例えば
こちら、ヴェネツィアにあったテトラルキアの像。
第4回十字軍の際コンスタンティノープルから略奪されたものです。
同じく、有名な「4頭の馬」の像もイスタンブールから略奪されサンマルコ寺院の二階に収まっています。
合わせて読む:
アヤソフィアには入れませんでした
午前中だからか、すこし外れると人も少なくいい写真が撮れそうです。
近くの公園は極めて綺麗に清掃されていました。トルコのイメージが変わります。
さすが世界遺産エリアだけあります。
スレイマン・モスクから正対する位置に、ユスティニアヌス1世(在527~565)が作らせたハギア・ソフィア大聖堂が見えます。
しかし残念ながらこの日は催事で見学することが出来ませんでした。
時間も無かったので、またゆっくり見に来たいと思います。
東西文明のミックスを感じることが出来る建物が多数。
歴代スルタンの絵は至る所で見ることが出来ます。
美しいタイル。
ローマ時代の遺構っぽいですがよくわかりませんでした。
モニュメントがとにかく新しく、モダンなデザイン。
昼食はケバブにエフェスで
これで1000円くらいだったと思います。周りは観光客しかいませんでした。
肉はマトンでかなり美味、それ以外はまあまあです。
オリーブはかなり美味かったです。南地中海が近いからでしょうか。
エフェスは結構好みの味だったので、この後のトルコ航空機内でも頼んで何回か飲んでしましました。
その後、ちょうど昼過ぎにホテルへ戻り、そのままバスで空港へ向かいます。
保安検査場過ぎるまで一切問題なかったので、イスタンブールで日をまたぐトランジットをしてもかなりスムーズに乗り切れる事が判明しました。
免税エリアでタバコを買いましたが、非常に高かったです。
そのまま成田へ帰国。お疲れ様でした。
初イスラム圏の感想
・これはイスタンブールへの感想ですが、野犬がとにかく多い。しかも大型犬の割合が高い。しかし、多くが痩せていてずっと寝ているので、そんなに危なく感じた訳でありません。
・礼拝の呼びかけが結構大音量
・ブルーモスク周辺ではやはり絨毯屋に日本語で声かけられました。これも要注意です。