2014年上海遠征その3 :ほぼアメ横なオシャレ路地裏迷宮『田子坊』に行ってみる
初めての上海滞在も2日目に入りました。
初日で殷代の文明に触れ、本場の中華を食べ、夜景もバッチリ見てしまったので、2日目の朝は悠久の長江の様にゆったりと、そして滋味深い黄河の様にまったりと起床。
しかし日本との時差1時間。時差ボケのせいもあり、早めに起きてしまうのも仕方の無いことです。そういう時は、朝の上海を散歩するに限ります。
味全
もはや全てを漢字二文字で表してしまったかのようなヤクルト風飲料。
美味しかったです。近くのファミリーマートで売っていたこれを一発キメて、朝の旧共同租界へ繰り出します。
共同租界エリアの甘味
朝という事で人通りも車の量も少なく快適に散歩できます。
加えて昼の殺人的暑さに比べて、日差しはあれど気温は幾分もマイルドです。
人が驚くほど少ないので街の風景を映すのにもちょうどいい感じです。
少し歩き疲れて、暑さを感じてきたのでモダンな雰囲気のカフェに入ってみます。
「パートナーコーヒー」は上海にも何件かあるチェーン店のようで、エクセルシオールとかそんな感じです。
上海風の甘味もデカくて大変美味しいです。
暑い外に比べ冷房の効いた店内は本当に助かります。
上海では如何に冷房を求めるかが、夏の上海旅のキーになってくるかも知れません。
旧フランス租界はオシャレ
さらに歩いて行くと、そこは旧フランス租界。
お金持ちエリアに行くと、この様ななんとなくヨーロッパっぽい風景も見られます。
破竹の都市開発ラッシュなイメージの中国にあって、20世紀初頭の姿が未だ健在なのが驚きです。
街の一角で見られるいわゆる中華コピーな代物も、物好きな旅人を飽きさせない中国独特な要素です。意外と子供向け設備が豊富な上海。
田子坊の魅力
ということでやってきました、上海の目的地としてはメジャーな『田子坊』。「でんしぼう」とか「たごぼう」と読むようです。
ガイドブックとかには如何にもスイーツな側面が強調されていますが、個人的に感想としては「あと20年もすれば九龍城になるのでは!?」という程のカオス迷宮です。
此処に来てようやく中国の本領を垣間見た気がします。
逗号先生(ミスター・コンマ)
分かりやすく言うと当に上野のアメ横そのもので、2,3階建ての建物がズラッと横並びで密な横丁を形成しています。しかもかなり無軌道に広がっているので、さながら迷宮のよう。敷地内には微妙な高低差もあり、一度では全体像を把握するのが難しそうです。
店の種類としてはやはり女性ターゲットの店が多く、化粧品系や小物アクセサリー系の店が特に多かった印象です。
あとはアート系のギャラリーの様な場所もちらほらありました。
カフェなどの飲食も多く、中庭が意外と広かったりするパターンもあるので、間口が狭くとも沢山トライしてみる価値はあると思います。
筆者が訪れた際は、死ぬほど混んでいる訳では無かったです。
この田子坊、依然として成長中とのことで、いずれか上の成長するようになりよりディープなエリアになりそうな予感がします。
上海に訪れたら行く価値アリな密集エリアでした。