いよいよ旅の折り返し地点、ローマに到達しました!!!106です。
古代ローマの叡智の結晶・ローマ水道の終着点である泉が沢山ローマにはありますが、噴水があるのはコロンナ広場 です。目の前にガレリアがあり、ショッピングの中心でもあります。とにかく人が多い。
幸い、この広場の直ぐ側にクルマを停めることができたのですが、結構心配・・・
前回までの様子
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▲街を走っていて本当にアルファロメオが多いのには感動。意外と道が広いので、運転はし易いです。2:00辺りに映っているのが、ローマの玄関口『サン・パオロ門』と『ガイウス・ケスティウスのピラミッド』です。まさにローマ入城って感じです。
ローマ・夜。観光すべきか安全を取るべきか
▲マルクス・アウレリウスの記念柱。高さ約40メートル。*1
という訳で永遠の都・ローマに到着。到着したは良いものの、既に日も落ち肌寒くなっています。こういう場合、
1,早めに食事を済ませ、危険なので早めにホテルに戻る
2, 折角ローマに来たのだし、ギリギリまで粘って観光してから食事をし、飲めるだけ飲んでホテルに戻る。
の2パターンがあるかと思います。
まずはここ、モンテチトリーオ宮殿前に駆けつけます。
このオベリスクが観たかったんです。カッコイイですねえ。
パンテオンは営業終了していた
万神殿と言われる古代ローマの最高傑作。
この建物は皇帝ハドリアヌスによって作られました。デカいです。
しかしながら、辿り着いたときには既に営業終了していました。
悲しみのあまり、外周を彷徨っているとそれはそれで新たな発見があるものです。
まずパンテオンの正面ファサード・ポルチコですが、アテネのアクロポリスにあるパルテノン神殿を踏襲しています。そして完全にパリのパンテオンと瓜二つです。
さらに列柱はコリント式。見事に一致しています。ここまで同じだと、本当にこの様式が完成されたものだった、ということを思い知らされます。
正面門の上部には大きな亀裂が走っています。
パンテオンはBC25にオクタヴィアヌスのベストフレンド・アグリッパによって建立されるも、炎上。その後AC120頃にハドリアヌスが再建したというわけです。
MDCCCLⅢとあるので、1853年の碑文ということでしょうか。
かつてここに巨大な神像が置かれていたのでしょうか。
流石に2000年も経験しているので、周囲はボロボロ。
しかし、このパンテオンこそローマで唯一完全に保存された古代ローマ建築と言われています。
トレヴィの泉
トレヴィの泉も近くにあります。
小道を進むと物凄い人集りが突然あらわれるので、とても観光客フレンドリーなスポット。
水が綺麗な事に感動するでしょう。
▲出やがったな!!リアルサイズ量産型ピノキオ。盗難防止で縄につながれているのがナイスです。
▲こちらの触れ合えるハンドメイドピノキオは、 腕が簡単にモゲたりと劣化が深刻なので、優しく扱ってあげてください。
『ローマの休日』でお馴染み
さて、このオベリスクはどこのものでしょうか。
このオベリスクで分かった人も多いでしょう。ローマ人がオリジナルからコピーした「サルスティアーノ・オベリスク」です。
▲フラフラしたカップルや若い観光客を狙ったボッタクリオッサンがレーザーポインターなどをゴリ押ししてくるので、回避しましょう。
こんな感じで明るいローマの夜景を楽しむ事ができます。
レストランに移動。
ローマで飯を食す
晩飯もイタ飯。折角なので。
美味すぎる・・・・
パスタ美味すぎる・・・・
アラ・パキスの夜景
テベレ川そばにある『サン・ロッコ教会』。
そこそこ大きな教会ですが、その前にはさらに多きな遺跡があります。
その遺物は丸ごと現代建築で覆われています。
これこそが、アラ・パキスです。
なお博物館自体はモダン過ぎるとのことで総批判を食らっており、たしかにヨーロッパ的ではありますがローマというよりも北欧とイケア家具に合いそうな感じです。
勿論夜間なので、この博物館は閉園していますが、中はガンガンライトアップされているので良く見ることができます。
上のレリーフはそのアラ・パキス=祭壇の上部にあたり、下に本体の祭壇が安置されている、という寸法。
レリーフからは古代ローマの人々の様子を確認する事ができるとの事で、機会があればまたぜひ訪れたいものです。
入場料 8ユーロ
小さな祭壇のために、ここまで巨大な博物館を立ててしまうという勿体ぶった設計思想は嫌いじゃありません。周囲にはラテン語で長々と何かが書かれています。
川に沿った形で、これまた勿体ぶった空間が広がっていますが、このアブストラクトな感じが批判の対象になったのでしょう。
そんなこんなで、歩いてコロンナ広場に戻ります。広場にはほとんど人がいなくなっていましたが、かなり明るめに照明が照らされているので安全感があります。
クルマも無事発見、ドライバーにあとは任せてホテルに帰ります。
実は満月だった!!!
宿に戻って外を見ると、かなり暗いです。ローマ中心から20分ほどでこの田舎感。
満月なので結構良く外が見えました。
〜数時間後〜
如何にも牧歌的な感じで清々しい風景のローマ。
このような風景はイギリスやフランスではなかなか味わえないと思います。
▲今回泊まったホテル、シェラトン・ローマ。
パイロットやキャビンクルーがよく利用しています。
▲遠くにぼんやりと寺。ほぼルネッサンス絵画。
▲とにかく鳥が多い。
バチカン市国へ
昨晩観光できなかったヴァチカン市国などを見るため、早速クルマでヴァチカン市国への侵入を試みます。前回訪れた際は、サン・ピエトロ大聖堂の正面にある大きな道沿いに止めましたが、今回はヴァチカン美術館の裏手に路駐。警察にも聞いたので完全合法です。
午前中だったので、行列はそこまでありません。
何事も午前中に行動するのが吉ですね。
▲参考までに、ヴァチカンの駐車スポットとクーポラからの眺めです。
クーポラの裏を見学した後、さらに狭く細い階段を登り、クーポラの上の展望台に辿り着きます。かなりの人混みですが、なんとかこらえ到達すると開放感がとても心地よいです。
正面を見ると、流石にガスってますがかなり遠くまでの眺望を楽しむ事ができます。
裏手からは、ローマの各「丘」を視認できますので歴史を勉強した後に眺めるとその感動もひとしおだと思います。
いやーいいですねー。
*1:レリーフはマルコマンニ戦争について描かれおり、柱そのものはトラヤヌス帝の記念柱と似ている