ピサで一泊し、以前ローマを目標に南下を続ける『アムステルダム→ローマの車旅2013』。地中海にほど近いピサの街は、なんとフィレンツェと同じ「トスカーナ県」だったのです!距離にして約90キロ、時間にして1時間半と、ドライブのロードトリップなら行かない手はありません。イタリアの高速道路では皆平気で160キロとか出すので、色々と注意しながら運転しましょう!!
近い!ピサはフィレンツェより南だと思っていた。
この日は天候にも恵まれ、カラッとした8月初旬の最高なイタリア日和。
フィレンツェに辿りついたのはお昼前で、勿論最初に向かったのはこのフィレンツェを一望できる『ミケランジェロ広場』。駐車もし易いし、観光客もそんなに居ないので超おすすめです!
車で行くのもそんなに難しくなく、巨大な観光バスが泊まりまくっていたので駐車スペースも確保されています。
フィレンツェにあるあの超有名な『ダビデ像』のレプリカがあります。
本家よりも大分立派に見えます。
フィレンツェ市内の運転は激ムズ!
いきなりミケランジェロ広場からフィレンツェ市街を一望し、テンションも最高になったところでフィレンツェ市内に車で行きます。
ところが!
フィレンツェ市内、そもそも道が超狭く、さらに独自の城内ルールが多数存在し、警察に停められる事こそは無かったものの、「走っていは行けないレーン」を走りまくり、一方通行を無視しまくっていたのではないか、という報告が後日ドライバーのアメリカ人から報告されています。少なくとも、アムステルダムで借りたプジョー208最新モデルのナビは一方通行情報までは教えてくれませんでした。
非常に分かり辛い標識が多数あるので、フィレンツェ市内を走行の際はくれぐれもお気をつけて!
結局、少し中心部から離れた場所にある、どう考えても自動車整備工場が貸し出していた駐車場(屋内)に駐車します。路駐もやろうと思えば出来るのでしょうが、超絶高難易度の縦列駐車と盗難のリスクを考えると金払って駐車した方が良さそうです。
路地も、↑の様な場所がとにかく多く、一方通行に気付かず侵入し正面から詰まった日には悪夢ですね。
なんとか車を脱ぎ捨て、念願のフィレンツェ街歩きを始めます。
適当に歩いていると、ダンテの家発見!
ここも観光客が唸るようにいるので、適当に日本人ツアーを見つけてストーキングするのもありかもしれません。中国韓国含め、団体ツアー客がとにかく多い!
ダンテと言えばあの『ダヴィンチコード』の3作目映画として最近公開された『インフェルノ』の超重要人物で、このフィレンツェが舞台ともなっております。たしかに、なんだか秘密が深い、ミステリアスな空気の街です。
さらに観光客の並に乗って歩いていくと、『ダビデ像』で有名なシニョリーア広場にたどり着きました。フィレンツェ意外と小さい!
シニョリーア広場。なんだかフィレンツェというともっと巨大な文化都市だと思っていたのですが、体感的にはヴェローナと同じくらいです。もっとも、建築物がみな比較的高層化されていますが。
メディチ家の居城、ヴェッキオ宮殿と何かを工事していた大型クレーン。
街の中心部であるシニョリーア広場を一通り見学した後、「レンタルバイクで街中走ったら面白くね」とアメリカ人が発案。ネットで調べても良くわからなかったので、とりあえず地元のバイク屋に行ってみよう!と言う事になりました。
もと来た道を戻って、ダンテの家を通り過ぎー
道中の謎の小道に入り込んで徘徊してみたりしつつー
いい感じに暑いのでジェラート屋でジェラートを補給しつつー
カラビニエリの様子を伺いつつー
たどり着いた辺鄙な場所にあるバイク屋で聞いたものの、案の定「そんなの無いよ」。
街中ではバイク自体はそこそこ見るのですが、そんなに広くないので、バイクレンタルの需要がないのでしょう。当たり前だ。
仕方ないので気を取り直し、街の中心部にあるこれまた超有名フィレンツェスポット『ウフィツィ美術館』に行こう!という事になります。
しかし!!!!
アメリカ人はここでも適当だった!
ウフィツィ美術館は超人気の美術館。入場には事前にネットでチケットを購入するのが当たり前です。数日前に購入しとけばいいので、『マチュピチュ』入場チケットほど難易度が高い訳では何のですが、流石に当日チケットは無理でした。
ちくしょー!とうめきつつ、「明日ならアルヨ」と係の人に言われたので、「今からローマに向かう→一泊→明日の帰りにまたフィレンツェに寄る」というプランがこの瞬間決定しました。なんという強行手段。
普通に考えればもっとローマでゆっくりするべきなのでしょうが、この時すでに思考がアメリカナイズされまくっていたので賛成多数で可決。
急いでフィレンツェを脱出し、ローマへ向かうべくプジョー208を急発進させたのであった!!!
(続く)
(本当にザッとだけ見た、フィレンツェの街中)