『ローマを歩くなら、夕暮れ時』
滞在時間が24時間にも満たなかった今回のローマだが、なんとなくそう思った次第。
何故かというと、夏のローマの夕暮れ時は陰影がハッキリ付くから。近代的なビルではない、昔の巨大建築の影がでかでかと広場に投げ出される。これがまた、ハッキリと青い空とオレンジ色の夕日を大きく切り取る。
サン・ピエトロ大聖堂を観た後、石畳の街で次に行く場所といったらアソコしかありません。そう古代の廃墟!
「あっ、廃墟だ」
何の先入観や事前知識も無しに、この写真を見たら廃墟にしか見えませんよね?
今見ても廃墟感ありますし。人っ子一人いませんし。
とにかく、廃墟がほど近いこの人気のない通りに無事に車を駐車することに成功しました。
ローマというかイタリアの路上駐車事情は正直良くわからなかった。
駐停車禁止とか停車禁止のサインは分かるが、白い枠があってもその周辺に料金メーターなどは一切ない。ここ、この国の首都だよね?
駐車してある車のハンドルには物々しい鉄のバーが括りつられてあって恐ろしい。
これで殴られたら死ぬだろう。
というわけで、やってきたのは古代ローマの廃墟『コロッセオ』とー
同じく廃墟の『フォロ・ロマーノ』。(の近く)
絶賛発掘調査工事中。発掘は終わらない!永遠に!
ちょうど見渡せる小高い丘が近くにあったので、そっからコロッセオ観賞。
近くにはキッたねえゴミ箱と煙草の吸殻の山でTHE・ローマな感じ。
なお、この時の時刻は午後8時。
明るい!!!
なんとなくタバコ商材風に、コロッセオ。なんとなく、コロッセオ。
こちらの真っ白の宮殿の様な建築物は、ヴェネチアでも登場した「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世」を称える記念施設『アルターレ・デッラ・パトリア』です。真ん中の巨大な馬に乗った銅像がご本人。
古代ローマの崩壊以降、ヨーロッパの中心はフランスやドイツに移り、イタリアは長い長い分裂田舎国家時代を1000年以上続ける訳ですが、これをようやく一纏めにしたのがエマヌエーレ2世。19世紀の事です。他のヨーロッパ諸国の歴史からしても、この再統一の偉業度はかなりのものなので、これだけ巨大な記念堂があるのも頷けます。
マジでデカいです。
トレビの泉のナンパ場感が凄い
その後は周辺を徒歩で移動しつつ、ジェラートなどを食べてそれっぽい観光にきたぜ!アクティビティもこなす。
中でもすごかったのがここ、『トレヴィの泉』!
人の数もさることながら、この場所に漂う一種のナンパ場感がすごかった!!
泉の建築物自体は壮大としか形容のしがいがない、立派すぎる上に照明が素晴らしい石のかたまり。あまりにも綺麗なのでニセモノっぽい。
この場所だけやたらと明るく感じてしまう。
水も暗がりでも照明のお陰でかなり明るく綺麗に見える。そりゃ恋人も来たくなるわというレベルのナイス光景。
だがしかし!!!
とにかく人が多い。夏なら肌と肌が触れるのは必須なほど激混みだ!
泉に金をばら撒きたいカップルが我先へと泉に近づこうとするので、とにかく混んでいる。夏コミの東→西ほど不快感はないが、外国人のヌルヌルの肌がくっつくのは間違いない。そしてそこから発展する異文化交流!!な現場を何度か目にしたぞ!
白人のナンパ力すげーなと思った。
実際に目で観た感じはこのくらい明るく感じる。
狭い路地を抜けると突然これ、なので少しびっくりするかも。
あと現地の糞ガキが結構いたので、スリなどには注意していただきたい!