とにかく人でごった返すリオ・デ・ジャネイロ徘徊
昼
コパ・カバーナで昼食を摂った後、帰りのフライト(8p.m.)までの時間はリオ・デ・ジャネイロの市街地を探索することにした。
2015年南米横断記その20 : リオ・デ・ジャネイロで『イパネマの娘』を喰らう - 大学生が車でアメリカを2週間で1周した1人旅ブログ ←前編
主要な観光地をリストし、地下鉄と徒歩で効率良く回ろうとする。wifiは勿論ないので、事前にローカルに保存したGマップと地球の歩き方を併用する。地下鉄は、PASMOのような非接触ICカードが利用可能。
ちなみに、想像以上に人が多かったのでそこまで危険は感じなかった。
しかし、ブラジル国防省?周辺の軍服とか売ってるエリアの小道は人通りが少なく、上裸の男たちがこっちを見ていたゾ。
椰子の木などの南国トロピカル感+ポルトガル王家の面影+オラオラ系経済発展をメガミックスした雰囲気が歩いていて楽しい。
この如何にも”電通”って感じのビルはブラジル最強のモンスター汚職企業「ペトロブラス」のオフィス。
モダンな建築物も多く、新旧入り交じっている町並みは正に「ブラジル」って感じ。
未来検索ブラジル 謝謝!!!
Real Gabinete Português de Leitura「幻想図書館」
まず最初に赴いたのが、トリップアドバイザーなどで上位に食い込んでいるこの図書館。「無料・近場・手軽そう」の条件を全て満たしているので、かなり気軽に訪れる事ができる。訳すと王室ポルトガル語閲覧室、といったところか。ブラジル独立前の、ポルトガル王家が蒐集したポルトガル語文献が大量に保存されている。詳しくは公式サイト参照。
Real Gabinete Português de Leitura
ただし、場所が正直かなり分かりづらい!!道に人多い!!スられそう!
このGmapの場所は確実に正確なので、コレを参考にすればたどり着けるはず。
ただ、入り口が小さいので注意。
特に何をどうこうするわけでもなく、入館。1階から全体を見渡すのみだが、非常に明るく圧巻。ただ、 それでも少し暗いので写真はボケボケご愛嬌。
こんな 感じでいきなりドーンとそそり立つ書架。
黄金の本が大事そうにガラスケースに収められていた。すごく貴重そう。
ビブリオマニアなら見ていて楽しい。
確かに、『スカイリム』とか『ハリーポッター』に出てきそうなむちゃくちゃ感。
中では一応、学芸員の様な人が何らかの作業をしていたが、本の保存状況は微妙だった。埃も積もってたし、うーむお金なさそう。
ただし、それでもかつてのポルトガルの勢いを感じさせるには十分に絢爛豪華な図書室だった。大英図書館や『ケルズの書』が収蔵されているダブリンのトリニティ・カレッジと比較してもなんら遜色ない、格調高い感じが良かった。
天井のステンドグラスもなかなかの物だった。本当に何かのファンタジー系創作物に出てきそうな空気感。
見学時間;15分
要塞みたいな教会『カテドラル・メトロポリターナ』
国民の多くがカトリックのブラジル。現教皇のフランシスコ法王は南米出身と言う事もあり、宗教熱はどうなっているのだろうか、ということでこの教会大聖堂を訪れた。
外観は上のように、富士山型の要塞のよう。遠近感が掴みにくいが、非常にデカい。
ほぼ、山。高さ80m、直径108mの円錐形。
内部。圧倒的に巨大な空間が広がっている。とにかくデカい、高い、暗い。
天井や周囲の小窓から光が漏れ出ているようにも見えるが、内積が巨大すぎるためか非常に仄暗い。その代わり、ロウソクの光が良く目立っている。前方には祭壇があり、ロウソクが灯されていて、人が集まっている。
上の写真の様に、吊り下げられたジーザス像が暖色系の投光機によって極めてスピリチュアルな感じで照らしだされている。
また、当たり前だが音が異常に良く反響する。これだけ特異な建築物に入ったのは初めてだったので、かなり圧倒されてしまった。
だがしかし、最大の特徴は何と言っても地面から天井まで貫かれた4柱の超巨大ステンドグラス。
お分かりいただけるだろうか、この鬼のように細かいガラスで構成された巨大な窓。
東西南北でそれぞれ赤青黃緑と戦隊モノ様にカラーリングされている。ちなみにこれは赤。デカ過ぎて何がなんだかサッパリ分からん、というのがリオ流。Rio最高!!!
良いのかどうかは知らないが、教会内の長椅子にはずっといてもいいみたい。
足と心をリラックスするには最適の場所。
滞在期間:30分
カンデラリア教会
街の大通りに面した超一等地にある教会。リオ・デ・ジャネイロでも一番古い教会らしい。目の前の噴水には、ダイナミックな仰け反り腹筋ポーズを取る全裸巫女像を拝むことができる。
Rioって良いですね(^^)
滞在時間:10分
丘の上の教会(サン・ベント修道院)
最後に地球の歩き方に載ってた、海沿いの丘の上にある修道院に行ってきたぞ!曰く、
修道女たちが焼いたパンや手作りのジャムなどが購入できる。
ブラジリアン・シスターが焼いたパンとか甘いジ手作りジャムが買えるとなったら行くしかねえだろ!!サウーヂ!!Rio大好き。
という感じで意気揚々と直行。丘の勾配がキツくヘトヘトになってたどり着くとなんと工事中だった!
しかもちょうどミサ的な集会やっててこれはお邪魔出来なさそうだよシスター・・・ということで少し休憩して丘を下る。
近くのビルでは屋上でサッカー。元気!
滞在時間:15分
未来世紀ブラジル
このノペーっとしたアパート郡。メガストラクチャー好きには堪らんですなあ。
下山し、ウルグアイなんとかとかいう駅に戻ると人が増えていたッッ!!
これぞ経済発展だ!!という熱気が凄まじい。
アキバのようなパーツ露天街もあったぞ!電子ドラッグとか売ってそう。
血を吹き出す切り株が蓮コラの様に書かれた巨大グラフィティなど、実に興味深い雑踏だったがココで時間終了。そそくさとコパ・カバーナのホテルに戻る。
ブラジル脱出
↑この通り
荷物を預けていたホテルに戻り、急いで近くの土産物屋でブラジルサンダルを土産に買う。空港に行くバスは海岸沿いの幹線道路で「拾える」とレセプションのおっちゃんに言われたので、超往来の激しい道端で待つ。
確かに、大型バスは多く通るのだが、どれも高速巡航しているのでそれを即座に判別して手を上げてアピールして捕まえろ、ってのは難易度高くないか?と悟る。
イグアスの滝での飛行機乗り遅れが脳裏をよぎる。
途中、いきなりジョギングしていた女が「飲み物くれよ!なあ!?」とメンチ切ってきたりして恐ろしく感じたが、調度良くそれっぽいバスのが来たので走って振り切り、バスに乗り込む。バスは冷房がガンガンに効いていて清潔で心地よかった。
バスの車窓から。夜のRioも、ところどころライトアップされてて良さそう。
ムッとした熱帯夜に、少し危険な大人の街、Rio。
Rio、好(ハオ)!!!
特殊なグラフィティも滅茶苦茶多かった!さすがRioだ!
こちら、ついこの間行われたカーニバルで使われたであろう山車の倉庫。
こいつらもデカいぞ!
トム・ジョビン。リオ・デ・ジャネイロの至宝。
真新しいリオ・デ・ジャネイロの空港で食すカリフォルニア・ロールとサーモン巻き。ロールはともかく、チーズサーモン巻は非常に美味かったので、是非おすすめ。南大西洋の魚なのだろうか。鮮度が良かった気がする。
我好Rio。呼ッッ!!
そんなこんなでデルタ航空アトランタ行きに乗り込む。
特に待つこともなくあっという間にRio上空へ。夜にはライトアップされるジーザス像がまたスゲエ良く光っててビビる事間違い無しだ!
結局1レアルも無駄に失うことなく過ごせたRio。むしろジーザス像以外ほとんど金使ってないよ!!すげえ!
てなわけでRio、本当にオススメです。