2013年ヨーロッパ縦断アムステルダム→ローマの旅その9:ヴェローナ『ジュリエットの家』でパイタッチ!
ヴェローナ市街にたどり着いたら、まず最初に円形闘技場に行ってしまうのは人の性。
しかし、街全体が世界遺産のヴェローナ。どこを見ても絵になるのが本当に素晴らしいのです。
例えば、この尖塔。
ランベルティの塔
ヴェローナでも随一の高さ(84m)を誇る建築物ですが、その起源はなんと1172年。鎌倉幕府成立以前というか、平安時代末期にこんなものを作っていたとは驚き。ルネサンス以前の暗黒時代というけど、それほどでも無かった・・・?と、認識を改めさせられる見事な建物です。
1403年に落雷が直撃するも、1448年まで修復作業は始まらず、結局16年も掛かったというのは流石イタリア。その間に現代のサイズまで巨大化したとか。
この塔には2つの鐘があり、火事や時間をしらせる「マナランゴーナ」と、大型で市民に武装や議会の招集を知らせる「レンゴ」の2つ。中世都市ならではの備えといったところでしょうか。
塔への入場料は6ユーロ。
建物の天井には素晴らしい装飾が施されているので、お金払わなくても楽しめるのが◎。
全体的にレンガ造りの建物が多い印象ですが、大理石で固められた立派な建物も結構チラホラ。どれも300年は経ってそうな趣きがあります。
ご存知・野菜広場のエルベ広場です。
数あるテントでは野菜はもとよりあらゆる食品やら小物やらが販売されていました。
コンビニとか無いので、こういう場所でサッと飲み物を買ったりします。
エルベ広場の直ぐ近くに、やたら人が集まっている場所があります。
薄暗いトンネルを通り、中庭に抜けるとー
ココこそが、ジュリエットの家。
非常に狭いこじんまりとした庭なので、完全にキャパオーバーで人でごった返しています。
例のジュリエットのテラス。中に入ることも可能です。
その代わり、庭にいる物凄い人たちから一斉に視線を浴びます笑。
こんな感じで、ジュリエット像の右胸を触るとご利益があるとのこと。
みんな触っていましたが、すぐに触ることができます。
お陰で、右胸だけ白くなってます。
ぶっれぶれで申し訳ないですが、鬼のようにシールが張ってある門。
シアトルの「ガムの壁」を思い出すが、なんとなくオシャレ。
米シアトルの珍名所「ガムの壁」、約20年ぶりに清掃 写真12枚 国際ニュース:AFPBB News
ヴェネツィアに向け出発
この鮨ショップ「SAKURA」、NO STOPで22ユーロと言うことは食べ放題なのでしょうか?意外と悪くない値段。ネタの種類もそこそこありそう。イギリスの鮨は最悪ですが、イタリアの鮨はまだ許せる感じなのは何故でしょうか。
駐車場に戻って早速発進。
2時間も滞在していなかったし、そもそも金を1セントも落とさなかったヴェローナ。
街歩きしかしてませんでしたが、余裕で楽しめました。流石イタリアです。
男4人を乗せたプジョー208をかっ飛ばす事数時間、あっという間にヴェネツィアに到着しました。恐るべきイタリアの高速道路システム。皆飛ばす飛ばす。
それはさておき、次回は午後の分「ヴェネツィア」の様子をお伝えします。
午前ヴェローナ・午後ヴェネツィアを考えている人にはうってつけのプランをご紹介しましょう!(ちなみに、夜はさらにピサへ移動、宿泊)
2013年ヨーロッパ縦断アムステルダム→ローマの旅その8:今年は世界遺産のヴェローナ劇場100周年だった
朝起きると、そこは眩い光で包まれたオランダの豊かな田園風景・・・ではなく、高速の出口が見える妙に整備された田舎のラウンドアバウト。そう、ここはヨーロッパの高速道路E-70出口のヴェローナ。
前回の様子→
長い長いアムステルダムでの滞在を歴て、遂に発動した『ヨーロッパ縦断ロードトリップ』。愛車はマニュアルのプジョー208。前日、アムステルダムからの突貫で午前2時にベローナへ到着した我々は、即寝落ちの割には朝起床することができました。
このホリデーイン、さすがイタリア国内だけあってカプチーノがメチャクチャ美味しい。イタリアはどこでもコーヒー美味しいと言いますが、ホリデーインでも全然美味しかったです。朝食はまあ普通。
てかこのコーヒーカップ、イタリア全土で同じような物見るんですけど業界標準かなんかなんですかね。
今回宿泊したホリデーイン。一泊8000円くらいとそんなに値段も張らないし、部屋も豪華で十分です。ただ、ネットがそこまで高速ではないのでこちらは注意。
トランクも荷物でパンパン
荷持を纏め、チェックアウト。早速ベローナ市内へ向かいます。
ホリデーイン・ヴェローナからヴェローナ市内までは10分程とかなりの至近距離。
古い街なので、城壁やら門やらがそこら中にあり、中世の雰囲気は車を流しているだけでもビシビシと感じられます。
和食屋も意外とあったりします。この他にも寿司屋を1軒発見しました。
肝心の駐車場ですが、あります。
この青い巨大なホルスが目印の駐車場は駐車スペースも多く、市内観光するにはベストなポジションにあるので、車でベローナに来る際はこの巨大ホルス像を探してみると良いでしょう。
古い建物の壁にも、アナーキーマーキング。これは期待出来ます。
駐車場から中心街へ向かう途中。
高い建物がひしめき合っている割には、人通りも少なくひっそりとしています。
メインストリートに出るとこんな感じで、ヴェローナ劇場100周年を記念しています。
1913年に、ヴェルディ生誕100周年記念として、ベローナにある古代ローマ時代の屋外闘技場跡地を利用して『アイーダ』を上演したのがベローナ劇場の始まり。*1
だそうで。
町並みには勿論キレイで、道もゴミなどは意外と少なく観光地の割には綺麗なヨーロッパという印象を受けました。
全ての建物が古そう。本当に中世の雰囲気がそのまま残されているので、建築が好きな人にはたまらない場所です。
水土管の工事をすると出てくる出てくる、古代ローマの遺物が!という感じなんでしょうか。そこら中で穴掘ってます。
どこもかしこも『ヴェローナ劇場100周年』で盛り上がっているみたいです。
ヴェローナの地元警察は原チャリ。
ヴェローナの門。重厚な感じはしなく、なんとなくオシャレな感じです。
ヴェローナ市街。当然のように世界遺産です。
ヴェローナの円形闘技場
こちらがアレーナ・ディ・ヴェローナ(Arena di Verona) 。
石畳の広場の中央に見事に存在しており、非常に大きく見えます。
直系100m以上のこの巨大建築物は、初代ローマ皇帝アウグストゥス(オクタヴィアヌス)の時代に建設されたらしく、大体2000年もここにあることになります。
ローマのコロッセオ、カプアのそれに続き、イタリアでは3番目に大きいとかなんとか。確かに非常に巨大です。
闘技場周辺は結構な空間があるので、観光客と大道芸人達で賑わっています。
中にはこのようにローマ帝国兵士、レギオンの格好をした人も。
ちゃんとグラディウスを握っています。
2階建てのアーチのさらに外周を、かつては3階建て大理石アーチが囲っていたらしいですが、現在はこの通り一部にその姿を残すのみ。
内側アーチと外側アーチはかなり密接して作られている事がわかります。
驚くべきことに、広場の奥の方に進むと、円形闘技場と民家が隣り合って建てられて居ます。このような歴史的建築物と普段の生活がギリギリまで密接しているのはイタリアならでは。
アレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭が始まって100年を記念してなのか、巨大な剣闘士(グラディエーター)の像が作られている途中でした。
これまたデカい。100年の節目ともなると、一気に盛り上がるのもイタリアらしい感じです。
ヴェローナ朝イチ旅、次は『ロミオとジュリエット』のジュリエットの家に向かいます。
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2013年ヨーロッパ縦断:アムステルダム→ローマの旅その7『プジョー208』に乗ってローマを目指す1200kmの旅!
アムステルダムに滞在すること約1週間、非常に濃い夏のアムステルダムを体験することができて大満足でしたが、それでも連日案件でヘトヘト。ついに案件も終わり、さてどうする!ということでアレコレしてると、折角ヨーロッパに来たのだからどっか行こう!と言う事になる。いきなりどっか行こう!となるのもアメリカ人らしいが、その行先もアテネだのスペインだの、いきなり探す訳だから飛行機が高くて仕方がない。
なら車でどっか行こう!
となるのが一般的アメリカ人の発想なのを、自分はこの時初めて痛感しました。国際免許は?レンタカースティックばっかじゃん!(マニュアル車)などの困難もありましたが、何故かエイビスでプジョー208を1週間借りることに成功したアメリカ人ボスとアメリカ人同僚。ちなみに、ボスのJrが単身アメリカからアムステルダムに乗り込んできて、計男4人でロード・トリップする事になる。なんでそうなったかは知らないが、目的地はローマ。今アムステルダムにいるから、ローマ。
飛行機のチケットも結構ギリギリなのに、大丈夫なのか?ホテル一切取ってないし、そもそも調べてないし。等。アメリカ人のジャイアニズムが良い方向に働いたケースなのかも知れません。とにかく、かくして4人で小さいプジョー208マニュアル車に乗って、旅は開始されました。ちなみに、距離などは一切調べずに、の出発です。アメリカ人的には、アムステルダムとローマは東京大阪くらいの感覚だったのでしょう。
朝
アムステルダム最後の宿泊となった空港付近のホテルから出発します。
なんだかんだ言ってもっと居たかったなあ、アムステルダム。
飯もうまかったし。
最後に一服ということで、ホテルの中庭で一服。
アムステルダムは屋内は基本禁煙ですが、屋外だとほぼどこでも喫煙可能な雰囲気のようです。
それにしても無駄にオシャレな中庭。
ヨーロッパ人は本当にガーデニングが好きなんですね。
スキポール空港でレンタカーを借りる
ヨーロッパ大陸のハブ空港、スキポール空港です。
KLMのお膝元でもあるので、そこらじゅうがKLMカラー一色。
それにしても混雑してます。色々と狙われそうです。
オランダと言えばミッフィーということで、ミッフィーグッズも大量に空港で販売。
お土産にはかなり良さそうです。
KLMはですね、CAがエロいんですよ。
身長めっちゃ高いし、スタイルも良い。最高じゃないですか。
目的地のレンタカーカウンターへ。
大抵の空港と同じで、レンタカー会社は固まってます。
スキポール空港の場合、かなり広大なエリアがレンタカーカウンターとなっているので、まず困らないんじゃないでしょうか。
ぼーっとしていると、決まったようで。
他がどうなのかは知りませんが、オランダのエイビスの場合、受付でキーを受け取ったら後は自分で駐車場まで行って勝手に乗り込むスタイルです。
ほぼセルフサービスです。
そして車はこのBMW7シリーズ!
ではなく、
このイカすマスクのプジョー208だ!!
小せえ!
早速乗り込み、ナビをローマにセット(笑) 。ヨーロッパ全土のマップがナビに内蔵されていてビックリ。
オランダの高速はかなり走りやすそうです。
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20分もしない内に、すぐに田園風景が広がります。
平地が多いオランダならではのスーパーフラットな光景です。
のどかですねー。
高速からは時折、ウルトラモダンな邸宅が見えたりします。
制限速度は時速100km
勿論、これを守っている車は殆ど居ませんでしたが。
ずっと同じ風景が続くので、ナビを観てみると多分まだオランダにいるようです。
使用した道は多分A2。
混雑もなく、快適なドライブを楽しめます。
これまた時たま出現する、巨大イケア。
雨も少し降ったりしますが、基本的に超長閑な田園風景が延々と続きます。
途中、休憩で立ち寄ったPAで本場ドイツのハリボーをゲット。
お味は変わらず。
アメリカ1周でも体験した、突然の雨による車の洗浄。
さすがに高速巡航していると、虫がフロントガラスにぶつかってエラい有様になります。雨が降れば、その勢いで虫の汚れも一気に流せるので当に天啓といったところ。
途中、ガス補給の様子。
この時点で数百キロ走行していますが、なかなかきれいなもんです。
さすがにフロントグリルには虫の死骸が沢山詰まっていますが・・・
午後にはドイツに入りました。
本当に近いです。
ドイツっぽい巨大な教会も増えてきます。
心なしか、森が深い印象。
深夜。
道に迷い、英語が通じないエリアに来てしまいます。
何語だよ!という感じ。ドイツ語とか分からんし・・・
自分がドイツにいるのかスイスにいるのか、オーストリアに居るのかすらわからない状態。流石、アメリカ人のドライブは勢いが違います。
フロントグリルには落ち葉やらゴミやらが大量に入り込んでいる始末。
これでも快速なのは、意外とプジョーも悪くないなと感じるプラスイメージになったりしました。
ユーロ圏ということは、オーストリア?
この後も雷雨の中を走りに走り、深夜も更け・・・・
そしてついに
イタリアはベローナに到着することに成功しました。
宿は取り敢えず米国ホテル安定ということで、ホリデーイン・ベローナ。
時刻は深夜2時程でしたが、フロントにも人が居て対応もしっかりしてくれました。
フロントなどは、さすがにイタリアらしくオシャレな感じです。
ツインも全然OKな感じ。インターネットが有料なのが本当に納得行きませんが、イタリアは大体そんな感じなのでしょうがない気がします。
1日目走行距離:約1200km
ということで、この日の総走行距離は約1200km。時間にして13時間以上は走っていた気がします。途中で迷ったので、実際はもっと短い時間で行けるはず。
これにて、1日でアムステルダムからイタリアへ車で行くことは可能であることが証明されました! (真似しないでください)
久しぶりにこのブログらしくなって来た所で、次回はベローナから話しは始まります。
2013年ヨーロッパ縦断:アムステルダム→ローマその6『オランダ国立美術館』は必見絶対行くべし!
こんにちは。最近某巨大掲示板群がDDos攻撃を受け、連日鯖落ちの憂き目に。そこで住人が選んだ避難先は、オランダにある過疎掲示板。サイバースペース民族大移動を目撃してしまった感がありますが、とにかくオランダはリアルでもソドムと言うには惜しいくらいのパラダイス。人も酒もフードも優しい!
まだまだアムステルダムにいます!!
アムステルダムの ボートハウス
アムステルダムといえば運河、運河といえばボートハウス。ロンドンだとカナルボートとか言って以上に細い船に住んでたりしますが、アムステルダムのボートは比較的デカくて家っぽいです。デザインも多種多様なので、観ていて飽きない。
また、このようなサイトを見ると、ボート単位での貸出はそこまで高く無い模様。
何人かで泊まると普通に楽しそうです。お値段は1泊3000円くらいから。
アムステルダムの日本食
アムステルダムには、そこそこ目立つ頻度で日本食屋があります。勿論、他の都市に比べてそこまで多くないですが、そもそも飲食店の絶対数が少ないような気がするアムステルダムにおいては、十分多い方なのではないでしょうか。
で、見つけたのがこの『おたる』。公式サイトもありました。
この時は殆どお客さんが居ませんでしたが、結構普通の日本食屋という感じで、『焼肉セット』が22.5ユーロといいお値段。牛丼は10.5ユーロみたい。結構するが、まあこんなものかと。
住所:Frans Halsstraat 2, 1072 BR Amsterdam
ハイネケン・エクスペリエンス(Heineken Experience)
もうビールを飲むしか無いなら、ここに来るべき。
オランダ国立美術館に行く
とまあ、見どころは全く尽きないアムステルダム。他にもハッピーになれそうな『ハシシ博物館』やら飾り窓エリアにもそっち方面の博物館的なスポットが沢山ある模様。
しかし!
今回のアムステルダム訪問で最も満足度が高かったのはここ!
『オランダ国立美術館』(Rijksmuseum)
大人の入場料17.5ユーロと高額だが、その分展示量がとにかく半端でない。
可能なら半日以上はかけてゆっくり回りたい所。
そして此処にはあの世界的超有名絵画、レンブラントの『夜警』が展示してあるのです!!
入場ゲートを超えると真っ先に見えてくるのが、「ラオコーン」 。
勿論レプリカではありますが、精巧な同スケールなので一見の価値ありです。
苦悶の表情を浮かべるラオコーンはかなり衝撃的。
勿論、360°どの角度からでも見ることが出来ます。
横に居る息子たちもナイス表情です。
とまあ、このような感じでヘレニズム時代から始まり、世界各地の古代文明芸術をかなり広範に網羅した展示内容になっています。
展示方法も非常にカッコよく、流石アート大国だけあってセンスが光りまくりです。
建物も新し目でキレイ。
ブッダはオランダでも人気の様です。
どの程度がレプリカなのかは分かりませんが、一応英語とオランダ語の説明があるので分かり易い方だと思います。シヴァ神も意外と大きいんですね。
意外とアジア圏の美術品が多いです。
日本文化圏も専門コーナーがあり、鍔コレクションなどもありました。
ちなみに、大きな立像などはガラスケースには入れられておらず、近くまで寄って観察することが出来ます。素晴らしい展示方法です。
照明もなかなか明る目なので、写真写りも良い方かと。
と、比較的メジャーなアジア文化の紹介もしっかりとされています。
とは言え、オランダはバリバリのキリスト教圏、宗教絵画の数は圧倒的です。
が!!
今回は時間が無かったので殆どスルー。流石に日本文化は見逃せねえ!ということで見て回っただけです。展示量はとにかく膨大なので、公式サイトで色々しらべると面白いです。
海洋大国オランダを象徴する様な美術品の展示もなかなか興味深いです。
やはり、船、ですね。
どこかの時代の海戦絵画は結構見ることが出来たので、比較的歴史に興味が有る人が見たら面白いと思います。美術館とは言え、実質歴史博物館と言っても差し支えないのがこの、ライクスミュージアム。
コレがレンブラントの『夜警』だ!
そして遂にレンブラントの『夜警』を見に行きます。
やたらと広い回廊の先に、その絵が置いてあるのですがこの廊下の天井がまたすごい!
様々なシーンが描かれた天井装飾。
よく見てみると、結構精密に描かれています。
宗教画なのでしょうか。ミュシャを彷彿とさせるタッチの現代的な絵の様に感じます。
アッーーー!!
萌えーーー!!!!
オランダ語は読めませんが、年号っぽい数字が書いてあるので歴史的出来事を表したものなのかも知れません。
いいですねー
そんな感じで、荘厳な廊下を渡っていくと、突き当りにこの絵が展示されています。
夜警。照明は特に当てられていないのに、このスポット光が当たっているかのような絵です。比較的空いていた美術館内も、ここだけは凄い人集りですね。
その他にも素晴らしい絵の数々が展示。
人がやたらと登場する絵画は観ていて面白いです。
まだまだ展示は続く
そんな感じで名作を観た後は、適当にブラブラ。
例えば、このやたらと日本刀が引っ掛かった武器ラック。
如何にも「観賞用武器」って感じです。
模型にしては少し巨大すぎるような気がする軍艦や。
どっかで見たこと有るような絵
中国の青磁
この壺は高そう
はたまたナポレオンも。
とにかく展示品・ジャンルが多いので、アムステルダムでは是非お勧めです。
2013年ヨーロッパ縦断:アムステルダム→ローマの旅その5『アンネの家&ゴッホ美術館』(Anne Frank Huis & Van Gogh Museum)
↑アンネの家の「隠し扉」
朝、イタリアを目指す旅に出る直前、最後にアムステルダム観光を敢行しました。ウッ
アムステルダムと言えばアート系か、コーヒーショップなどの飲食系に目が向きがちですが、『アンネ・フランクの家』などの史跡系も結構あります。
前編:
2013年ヨーロッパ縦断:アムステルダム→ローマの旅その4『アムステルダムのアダルトショップ』など - 大学生が車でアメリカを2週間で1周した1人旅ブログ
アムステルダムは比較的小さい街なので、どこへ行くにもトラムか徒歩で事足ります。
逆に、車道は結構混雑しているのでタクシーは使いにくそうです。と言っても、街はかなり平和なので安全のためにタクシーを使う必要もありません。
更にアムステルダム感を感じたいなら、市街に細かく張り巡らされた運河をボートで移動するのも、比較的現実的な交通手段です。
貸しボートはそこら中にあるので、試す価値アリ。
アンネの家に行くが、正直オススメはしない
そして自転車ですが、そこら中に自転車置場がアリますし、放置自転車も多いので、自転車を利用するのが最も効率的かも知れません。
レンタルサイクルは一日10ユーロほどではないでしょうか。
ちなみに、上の写真はアンネの家の周辺。午前中にも関わらず、かなり長い列が形成されています。 結局30分以上待ちました。
アンネ・フランク・ハウス エントランス。
建物の周辺は完全に現代化されており、カッコいいです。
お金を払って中に入ります。超観光地なので、各国の言語のパンフレットが完備されております。
中は薄暗い感じ。
激混み一方通行システムなので、後でもう一度展示を見ようと戻るのはかなりしんどいです。 特に時間制限はないので、じっくり見ることをオススメします。
が!!
展示内容は非常に人を選ぶものになっていました。
と、いうのもナチスによるユダヤ人狩りは凄惨そのもの。歴史をある程度事前に理解している人でなければ、いったい何がなんなのか、かなり困惑するかもしれません。葬式会場な悲痛な空気も重いですし、メルヘンポップな敢行気分で訪れるとしんどいと思います・・・
加えて、お客さんの多くはヨーロッパ系で、やはりイスラエル人には非常に意義深い場所のようで、皆さんマジになって見学している、かなり厳粛な雰囲気です。
確かに、クラシックな70年前の様子がよく保存されているので、そういうポップな見方もできると思いますが、30分以上並んで楽しめるかというと、そういうわけ絵もありません。『
』などを観てから訪れると非常に意義深いと思います。
個人的には、十分『アリ』です。が、重い場所なので、慎重に行くべきだと感じます。
アカデミー賞のオスカー像も置いてあったりします。1959年の映画『アンネの日記』のものでしょうか。
アンネ・フランクの家外観。パット見は普通の建築物といった感じですが、この辺では一番の観光スポットでものすごい数の観光客でごった返しています。
入場料:€9
住所 Prinsengracht 263-265 Amsterdam, Netherlands
『アンネ・フランク・ハウス』
http://www.holland.com/jp/tourism/article/anne-frank-house-jp.htm
原作の各国版が展示してあったりと、この本を読んで訪れる人は多そうです。
近くにあった大きな教会、その名も西教会。正直こちらのほうが感動しました。
オランダというとプロテスタント色が強く、教会もソフトな感じを想像していましたが、大きな教会もしっかりとあります。が、日差しのせいなのかお国柄なのか、ステンドグラスから光が入る内部はなかなか明るい雰囲気に感じました。
・西教会
・€7.5で30分のツアー&鐘楼に登れる。地味だが意外と巨大。
鐘楼からの360°ビューは必見らしい。
ゴッホ美術館
個人的には、オランダというと芸術大国。
特にルネサンス期から現代に至る、絵画大国オランダの系譜は見逃すことはできません。それを誇るかのように、アムステルダムには日本的なスケールで表現すると超巨大な美術館が非常にたくさんあります。
ゴッホ・レンブラント・フェルメールそれに数多の超有名芸術家の名前を関した巨大な美術館たち。
その中でも英雄的なのがゴッホ。上の美術館はそのゴッホの名を冠するゴッホ美術館。控えめに言っても東京にあるどの美術館よりも巨大な印象を受けます。
美術館はこれまた広大な公園の中にあり、直線と曲線が見事に調和したいかにもヨーロッパなスタイルの緑化空間が広がっている。
このような空間を見ると、やはりヨーロッパのデザインには敵わないなと強く感じます。
ちなみに、本館と別館があり、別館は故・黒川紀章氏によるデザイン。多分上の写真の丸いドーム状の建物です。
不思議な直線で構成された三次元的な空間。
折しも、ヴァン・ゴッホの生涯を油絵でアニメ化するという鬼のような映画公開という事で、今でもまた訪れたいと思う美術館であります。
美術館もただ巨大なだけではありません。デザインもとにかくぶっ飛んでいます。
なんとなく巨大な船のキール(竜骨)のように見えます。
・ゴッホ美術館
・入場料:€17
もちろん写真撮影可能です。お客さんは結構多めですが、めちゃくちゃ混んでいる訳ではなさそうです。(チケット売り場は混んでいましたが、かなり絞っている印象)
また、HPでチケットを事前購入しておくとよさ気です。
とにかく巨大な美術館なので、人口密度も必然的に低くなるのかも知れません。
教科書に乗っているような作品がそこら中にあります。
かなり近くまで接近して鑑賞することが出来るのが非常に有り難いです。
この絵画は本当に発色が良く、写真よりも遥かに緑みどりしていました。
この美術館を訪れる為だけにアムステルダムに来る価値は、あると思います。
この様な感じで、一旦ホテルに戻ります。
次回は『アムステルダム国立美術館』ライクスミュージアムです。(まだアムステルダム)