こんにちは。このブログでは2013年に敢行した、アメリカ合衆国を車による1周(時計まわり)一人旅の様子を落ち着いた今、当時のメモやツイートを見ながらまとめたもので、100%事実です。特に宇宙関係や飛行機、戦艦空母、コンピューターなどに興味があったので、それらを中心に旅をしました。もちろん国立公園などにも立ち寄っていますが。この旅行記が、みなさんのアメリカ旅の参考になれば幸いです。
出発
9/5 (1日目)
いよいよ出発日となった9月5日の午前、心配したホストに絡まれなかなか出発できない。前日ワインを飲んだせいか、微妙に体調が悪い。しかし、早めに出たかったのでとり敢えず持てるもの全部持って出発。
出発時の車内はまあこんなモンですよ
その時の持ち物は大体このような感じ
- 現金$600(ほぼ全財産)くらい
- 車の保険関係の書類
- カメラなど
- 着替え、歯ブラシなど生活用品
- 寝袋、毛布、マットレス
- ガスヘッド、ガスボンベ、コッフェルなど炊事用具一式
- 缶詰やカップ麺などとクーラーボックス
- 運転席に敷く座布団
- パソコン、verizonのwifi、ipod、トランスミッター、シガソケUSBなど
6.8.9番が特に重要。ちなみにガスヘッドとは
MSR MICRO ROCKET STOVE (GAS NOT INCLUDED) (Parallel Imported Product)
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コレです。シアトルはアウトドア商品天国なので日本で買うよりも安くこの手のものが買えます。 でコッフェルとは器です。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) キャンピング食器3点セット M-7519
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こんな感じのもの一つあるだけでほぼ全ての調理が可能です。コーヒー飲みたいなら必須。
シガーソケットUSBは2穴を重宝しました。wifiとgmapを付けっぱにするなら、これが無いと即死します。
で、肝心のネットですが、Verizonのポケットwi-fiがほぼ全域で使用可能でした。これには正直驚きましたが、アメリカの4Gの電波網は半端ないっぽいです。これも$30くらいで30ギガとか、まあ安いですが必須です。ネットはVerizonで間違いないです。普段はT-mobile使っていたのですがカバレッジが不安だったので変えました正解でした。
車内泊するならマットレスは必須。寝袋と組み合わせれば十分寝れます。9月の頭で、夜暑くて眠れない事は無いです。コロラドの夜が唯一くっそ寒いくらいなので、防寒とかは無くて大丈夫。
結局ほとんど運転してるわけで、ケツを守る座布団とトランスミッターはしっかりしたものがないとモチベーションが著しく下がります。これも重要です。
クーラーボックスとか寝袋は全部貸してもらいました。無くても良かったかなとは思います。
とまあ、そんな感じの装備を準備して出発します。
その前に地元のQFCに行って水、缶スープ、カップラーメン等を購入する。特に大量に購入したわけではないです。(途中で買えばいいや)
I'm at Maytown Safety Rest Area (Maytown, WA) http://t.co/XWKHkoRZSR
— tom (@kt_taper) 2013, 9月 5
そして最初のチェックポイント。ちなみに日本との時差は16時間遅いです。
I5の最高速度は区間によって違いますが、だいたい65マイルくらいで都市部に入ると60マイルに下がります。しかし、基本的に車の流れは最高速度+10マイルくらいなので、2時間普通に走らせると130マイルくらいは余裕。
最初の目的地
で、最初の目的地であるエバーグリーン航空博物館へ向う。なぜここを最初の目的地にしたかというと、I5から南下しカルフォルニアに至る道中にあることと、世界最大の飛行機「ハーキュリーズ」が展示してあるから。
全幅97.51メートル、全長66.65メートル、全高は24.18メートル、胴体は幅7.42メートル・高さは9.27メートルとなった。ボーイング747の全幅が59.6メートルで、胴体の幅が6.12メートルであることから考えれば、きわめて巨大な航空機であった。この翼幅は、2011年時点でも世界最大の翼幅である*1
Maiden flight of Hughes H-4 Hercules ("Spruce ...
デカすぎてよく分かんないですね。
あと欠かせないのがスコセッシ映画『アビエイター』。
このレオ様は結構はまってると思います。この博物館に行く前に見ておくことを強くオススメします。
それはともかく高速を普通に使い、オレゴンに突入。ポートランドで給油しようとすると、ガソスタのスタッフが給油しようとしてきた。どうやらオレゴンだけはセルフで給油出来ないらしい。
その後gmapの設定をミスってルートを間違える。若干の時間のロスをし、下道っぽい細い道を通って閉館時間5分前に到着。(マジ)
I'm at Evergreen Aviation & Space Museum - @evergreenmuseum (McMinnville, OR) http://t.co/jCTTVJ1AOF
— tom (@kt_taper) 2013, 9月 6
とにかく急いでいたので、外観とか殆ど確認せず駐車場に車をブチ込んだのだが、何もない田舎に突如ボーイング747が”放置”されている光景が出現するので間違えようはなかった。
緊急駐車し、受付のおばあちゃんに駆け込むと「あと五分で終わりよ!!」とタダで入れてくれた(本当は$25する入場料。めちゃ高い)。急いでハーキュリーズを目視し、内部にも入って大きさを実感。5時になっても粘りまくりショップでTシャツ購入。なんとか主要な物は見て外に出て、外の展示物を舐めるように見る。ここの博物館は外に多くの展示があるので、ぶっちゃけ中に入らなくても相当楽しめる。
以下、オレゴン州エヴァーグリーン航空宇宙博物館ギャラリー
まず目に飛びこんでくる光景
人類史上最大の八発レシプロ飛行艇は巨大すぎてニコンの55mでは捉えきれず
サイズ感の狂う内部。ただひたすらデカイ。オッサンは人形です。
非常に簡素な構造な機首付近
威容を誇る水平尾翼。ゼロ戦くらいだったら入りそう
ケツから辛うじて何とか全景。下に居る飛行機は爆撃機もあったり別に小さいわけではない。ハーキュリーズが異常にデカすぎるのだ。
ちなみに模型だとこんな感じの飛行艇です。水面に着水・離水するためフロートが主翼下についてます。
もちろんパイロットはアメリカの半分の富みを手に入れた男、ハワード・ヒューズ。
イカれた雰囲気がよく表現されています。
もちろん他の飛行機も超豊富。
天空の城ラピュタに出てきそうな人力飛行機っぽいフレーム
しかし!!!俺に残された時間は5分しかなかった。鬼の勢いでシャターを押しまくっていたがボランティアおっさんの「Closing」コールが始まってしまい撤退。ちなみに客はこの時点で4人くらいしか居なかった…
後編↓
1日目後半:オレゴン州エヴァーグリーン航空博物館〜カリフォルニア州レイクヘッド - K.T.U.S:大学生が車でアメリカ一周する一人旅ブログ
*1:wikipedia